医学部のCBT対策には、効率の良い勉強法があります
CBTの概要
CBTとは?
CBTは、computer-based test の略(共用試験)で、全国の医学部の学生に対して、臨床実習を開始される前に実施される評価試験です。CBTは、大学ごとの試験ではなく、全国一律で受ける共用試験となっております。CBTは、臨床実習に必要な知識・問題解決能力を問うもので、コンピューターを用いる客観試験「CBT」で評価します。CBTとは文字通り、学生がコンピューターに向かい、画面に出てくる問題に回答するというもので、問題はランダムに出題されます。
CBTは医学部の4年生までに勉強する範囲から出題されます。
問われる知識としては、
①医師として求められる基本的な資質と能力
②社会と医学・医療
③医学一般
④人体各器官の正常構造と機能、病態、診断、治療
⑤全身におよぶ生理的変化、病態、診断、治療
⑥診療の基本
に分けられます。それぞれバランスよく勉強し、CBT対策をする必要があります。
CBTでは一人一人異なる問題が出題されます。ですので合格基準はパーセントではなく、IRTスコアという問題の難易度を考慮して調整されたスコアが用いられます。
ここまでが前提の知識となります。それでは、実際のCBT対策の勉強法についてお話しましょう。ちなみに、CBTが再試験になってしまって対策をしたい方にもお勧めの勉強法になります。
CBTの勉強法
早速ですが、CBTの対策で最も重要な事は「とにかく過去問やプール問題を解いて慣れる事」です。それではどうして過去問で勉強するのが良いのかと言いますと、大きく分けて3つの理由があります。
まず一つ目は、基本的にCBTはプール問題という過去問から出題される特徴があるからです。プール問題とは、前年度までに出題された問題から「良問」と判断された問題のことで、大量の問題がストックされています。CBTは全部で320問出題され、そのうちの240問がプール問題となっています。つまり、出題された問題の一定数がプール問題となり、それが次の年に出題されて…という繰り返しでCBTの問題が作られているため、最も効率の良いCBT対策は何かと聞かれたら、やはりCBTの過去問を何年分も何度も繰り返し解く勉強法になるわけです。
次に「CBT対策は過去問やプール問題を解いて慣れる事である」と言いきれる二つ目の理由としましては、CBTはコアカリキュラムが決まっており、過去問を使うと全体像が把握しやすいと言うことです。先程も申しました通り、CBTでは以下の6点がテストの評価対象となります。
①医師として求められる基本的な資質と能力
②社会と医学・医療
③医学一般
④人体各器官の正常構造と機能、病態、診断、治療
⑤全身におよぶ生理的変化、病態、診断、治療
⑥診療の基本
CBT対策にプール問題や過去問を使用することで、上記の6点の知識がどのように出題されるのかを把握でき、勉強スケジュールが立てやすくなります。
そして三つ目の理由としましては、CBTの範囲は膨大であるという事です。CBTは端的に言えば、1年生から4年生までのまとめ試験です。そのため試験範囲はとにかく広くなってしまいます。そこでもし、CBT対策で過去問を使用しなければ、勉強する際に「理解するために調べる時間」も増えてしまい、時間がいくらあっても足りなくなってしまいます。CBTで効率よく対策するためにも、過去問やプール問題を使った勉強法はとてもお勧めなのです。
お問い合わせ
下記のLINEかメールフォームより
お気軽にお問い合わせ下さい。
CBTの準備
医学生道場はこれまで沢山のCBT対策で悩む医学生を指導してきましたが、最終的にCBT対策で重要な事は「質」と「量」で説明する事が出来ます。質は分かりやすく言うと「効率」になりますよね。漫画を読みながらダラダラ勉強するよりも、実際の臨床経験のある医師に分からない事をどんどん質問しながら勉強できるのでは、やはり質は大きく異なります。そして質の良い対策は、自分の時間を増やし充実した学生生活に直結します。ただでさえ多くの時間を勉強に充てなければならないので、それはとても大切な事だと思います。CBTに限らず、自分に合った効率の良い勉強法を身に着け、CBTを突破して下さいね。
そしてCBT対策では勉強の「量」も大切です。つまり、どれだけCBT対策に勉強時間を確保できるかという事ですね。もしも勉強に過去問を使用するのであれば、何回過去問を解いたのか、何年分解いたのかも重要になってきます。解いたら解いた分だけ理解が深まり、他の学生よりも一歩先に進む事が出来るからです。まずは勉強スケジュールを作成し、自信をもって勉強を進める事の出来る環境を作りましょう。
特に、部活動やアルバイトをしている方は、早い段階から勉強スケジュールを立てるのが良いでしょう。予め勉強スケジュールを決めておく事で、直前に焦って勉強する必要がなくなります。ざっくりでも良いので、勉強計画をしっかり立てておきましょう。しかし、もし上記を御存じであったとしても難しい事はありますよね。そういう方は、是非この続きを読み進めて下さいね。
About Course
CBT対策コースについて
CBT対策コースの内容
CBT対策をする時、問題集を解くことだけが重要だと思われがちですが、問題集だけを集中して解く勉強法以外にも大切な事があります。それは何よりも「根本的な医学のの実力を身に着ける事」です。確かにCBTの問題は独特で、問題集を解くことによる対策はとても大切ですが、本来のCBTの意義は臨床実習(ポリクリニカルクラークシップ、通称ポリクリ)に移るための試験です。そのため、臨床現場を意識した勉強を普段から行う事が出来ているかどうかは最も重要です。突きつめると、臨床経験の豊富な現役の医師講師と一緒に学ぶ勉強法が最も効果的です。
確かに「CBT対策で問題集を解く勉強法は、なんだかCBTに人生を振り回されているような感じがして嫌だなあ…。勉強したくないなあ」と感じる気持ちも良く分かります。そこで、発想の転換をするのも一つの手です。例えば一つの方法として「CBTを利用して医学の知識の整理をする」「CBTを利用して医学の実力をつける」「CBTを利用して、自分なりの医学の勉強法を確立する」というような目標を立てても良いでしょう。自分から主体的に勉強の目標を作ることで、辛い勉強も少しは和らぐかもしれません。
医学生道場は、現役の医師講師から一対一の個別指導を受ける事が出来る予備校です。医学の知識だけではなく、臨床現場のイメージや効率の良いCBTの勉強法をマンツーマンで指導します。もちろんCBTの再試験対策も可能です。CBTの勉強法に悩んでいる方や実力をきちんと付けたい方は、是非緑のLINEボタンより友達追加をして、お気軽にお問い合わせくださいませ。親身になってお力添えをさせて頂きます。ご相談フォームやお電話での問い合わせも可能です。お待ちしております。
CBT対策コースの対象
医学部CBT対策コースでは、主にCBTを控えている3年生と4年生を対象としていますが、早い段階からCBT対策をしたいという1年生と2年生もご相談可能です(実際に、勉強を先取りしたいという学生さんも多く在籍しています)。CBTの本試験だけではなく、これから再試験を控えているという方も対象です。また全国8校舎での対面授業の他、オンライン授業も実施していますので、全国どこでも授業を受ける事が可能です。
CBT対策コースの授業内容
CBTは臨床実習に進むための試験ですので、臨床現場を意識した勉強が求められます。授業は全て、臨床現場で活躍している現役の医師講師とのマンツーマンの個別指導なので安心して頂けます。
CBTの問題集を解きながら、医師講師の臨床経験を活かし、座学だけでは理解しづらい病気の病態生理や、問題文が問いたいポイントなど、丁寧に理解を進めることで「ポリクリや医師国家試験のみならず、臨床現場でも通用する本当の実力」を身につけて頂きます。医師講師による完全個別指導だからこそ、生徒さん一人一人に合った勉強法で進めつつ、質の高い授業で理解を深める事が可能です。
また、再試験対策は可能でしょうかというご質問を良く頂きますが、もちろん可能です。再試験まで時間がないという場合には、(実力をつける事よりも)合格する事を重視して勉強する必要があります。再試験に落ちてしまうと大変です。出来る限り早く対策をする必要がありますので、是非早急にお問い合わせ下さい。
お問い合わせ
下記のLINEかメールフォームより
お気軽にお問い合わせ下さい。
CBT対策コースの医師講師について
医師講師紹介
CBT対策コースでは、30代前後の臨床経験のある医師講師が指導します。そのため、最近のCBTの傾向に合わせた効率の良い勉強法や対策の仕方を熟知しています。また、内科医、外科医、産婦人科医など、専門医を含む様々な医師が在籍しています(2022年8月現在72人)。臨床現場での経験を元に、実際の症例を使いながら理解しやすい授業を展開しています。
医師講師の強み
やはり医学教育に強い臨床経験豊富な医師が多く在籍しているという事です。たとえ座学では理解しづらく独学では暗記に頼らざるを得ない範囲でも、医学生道場の医師講師の手にかかれば、生徒さんの記憶に残るような授業が展開されます。そうなればCBTの勉強も、ただの試験対策ではなく「一生使える医学の実力」に変わります。またCBT対策の経験が豊富なため、CBTの効率的な勉強法や傾向も熟知しております。もちろん再試験の対策も可能です。再試験直前の方には、再試験に合格するための授業を行います。どんな場合であっても、生徒さん一人一人に合った個別指導でCBT合格に導きます。是非、緑のLINEボタンより友達追加をして、お気軽にお問い合わせくださいませ。親身になってお力添えをさせて頂きます。ご相談フォームやお電話での問い合わせも可能です。
受講生の紹介
受講生の1週間の勉強の様子
A.Kさんはアルバイトを行っており、普段から勉強習慣を身に着けて、自分に合った勉強法を確立したいとの事で、1年前から受講していました。月、火、金曜日の18時から自習室を利用して勉強し、土曜日の18時から医学生道場の授業を受けて、疑問を解決しながら自分の勉強をさらに進める、というスケジュールを立てていました。
卒業生の声
A.Oさんの声「恥ずかしいことに、私は一度CBTに落ちて再試験が確定してから目が覚めたタイプです。再試に落ちると留年になるので、自分史上最大に勉強しました(笑)。ですが、私は試験直前に勉強を頑張るということができないタイプなので(恐らく再試であっても…)、決まった時間勉強できるように、CBTの再試験を目標に1週間の勉強スケジュールを立てました。今までの先輩の様子を見ていて、CBT対策では過去問やプール問題を解くことがなにより一番大事だと考えていましたが、効率の良い勉強法と実際に臨床現場に出るための応用力を学ぶ事が重要だと気づきました。また、実際に先生が経験した患者さんの症例を聞きながら勉強する事が何よりも楽しみでした。CBTの再試験に合格してからも、患者さんの様子をイメージするような勉強法に変わった気がします。正直、再試になって良かったなと思いました。いや、良くはありませんね…(笑)」
K.Uさんの声「自分は学年ビリ2回、ほぼ毎回ワースト20以内の、まごうことなき底辺医大生でした。自慢ではありませんが、再試験も数多く乗り越えてきました。唯一勉強で誇れることは留年を一回もしていないという事だけでした。しかしそんな僕も流石にCBTが再試になって勉強に焦りを感じ、道場でCBT対策を始めました。先生のアドバイスのお陰で、CBTはvol2からの出題が圧倒的に多いためそこから勉強を始め、vol1は覚えなければならない分量が多いため後に回す事を心掛けました。他にも先生からCBT対策の方法や効率的な勉強法など様々なアドバイスを頂き、そのお陰で自分の勉強法に自信がつきました。CBTの模試の成績も驚くほど伸びていました。実際にCBTでは6段階評価で2(上から2番目)を獲得。自分ひとりよがりの勉強だけでは獲得できないような点数がとれました。再試前のメンタルも支えられ、道場の先生には本当に感謝しています。ありがとうございました。」
教室長からのメッセージ
CBTは、臨床現場のイメージがあまりついていない状態で受ける試験の為、勉強が難しいという相談が多く寄せられています。医学生道場では、医学教育に強い臨床経験豊富な医師講師が、実際の臨床経験を使って理解しやすい授業を展開しています。効率の良いCBTの勉強法を学ぶ事が出来るだけでなく、実際の臨床現場に興味を感じてもらう事ができます。CBTで再試になってしまった方、CBTを使って自分に合った勉強法を確立したい方、先を見据えてCBT対策をしたい方だけではなく、本当の実力をつけたい方も是非一度、緑のLINEボタンより友達追加をして、お気軽にお問い合わせくださいませ。親身になってお力添えをさせて頂きます。ご相談フォームやお電話での問い合わせも可能です。お待ちしております。