こんにちは。医学生道場の橋本です。
医学生さんのご家族さんからよく頂く、進級対策のご相談のお話をご紹介したいと思います。
医学生の親御さん
「先生、今はまだ10月なんですが、息子が留年しそうなんです。」
橋本?
「前期試験の結果はどうだったんですか?」
医学生の親御さん
「8科目中4科目落としています。息子が言うには、再試があるから大丈夫という事なのですが、ちょっと心配で、、、。」
橋本?
「再試験の日程と、後期試験の日程は近くありませんか?」
医学生の親御さん
「それがすごく近くて、、、やっぱり大変ですよね?」
橋本?
「まだ10月なんてことはありませんよ!まだ対策を練っていないのであれば、急いで準備した方がいいと思います!」
医学生のお子さんを持つ親御さんから頂くご相談なのですが、相談いただく時期が早ければ早いほど、色々な対策方法をとれるので、少しでも心配な事があれば、早い段階で来ていただけるといいと思います。
今日のコラムでは、早めに相談しておくメリットについて説明したいと思います。
目次
メリットとして大きいものの一つは、やはり試験までの勉強時間が多く確保できるという事です。
単純に、試験までの時間が2000時間ある人と、300時間しかない人とでは、試験勉強にかける事の出来る時間が違います。
かけた時間だけ進級する確率が上がるのは、言うまでもありません。
また、メリットとして大きいものに、付け焼刃ではない大作を練る事が出来る、というものがあります。
どういうことか詳しく説明したいと思います。
試験直前にできる対策は、力づくの詰め込みです。
やる気やモチベーションの有無に関係なく、留年しないために、隣に医師をつけて勉強をするという裏技で乗り越えることが唯一の方法と言えます。
しかし、医学は本来、すごくすごく面白い学問なんです。
詰め込みの暗記ではなく、人の身体はどうなっているのか、どうして病気になってしまうのか、どのように治療したらいいのか、という終わりがない答えを求め続ける、興味深い学問です。
それは、大学受験の数学や英語の勉強とは全く異質なもので、とても面白いものなんです。
早めに相談してもらうことが出来れば、医学の面白さを伝える余裕が出来ます。
そうすることが出来れば、自分から楽しく勉強する時間も増える事になりますし、自習での勉強の質も格段に向上します。
医学生道場では、直前の「駆け込み寺」のような対策も受け付けていますが、時間がある場合には、医学の面白さを伝えるような授業をしています。
医学部の試験勉強は、本当に本当に大変です。
一週間に5科目~10科目を詰め込まれる事は普通にありますし、どんなに前もって勉強していたとしても、直前に出回る資料があれば、夜は睡眠時間を削って勉強しなければなりません。
例を挙げてみたいと思います。
試験に合格するために必要な勉強時間が300時間あるとします。
その時間が2000時間ある内の300時間と、300時間の内の300時間では、大変さが全く違います。
試験直前は免疫力(白血球数)も落ちるので、風邪をひいてしまう可能性が多分にありますし、直前になってやる事が増えてしまう事もあります。
早めの対策をするに越したことはありません。
早めに相談して、もし悩みを解決する事が出来れば、トータルの悩んでいる時間は短くて済みます。
もし勉強する本人に悩みがあるのであれば、早めに解決しておくに過ぎません。
勉強に差し支えてしまいます。
どんなくだらないと思われる質問でも大丈夫です。
気軽にお問い合わせください。医学生道場が親身になってお答えします。
最後になりますが、これが早めに相談しておく、一番大きなメリットに違いありません。
早めに相談して頂ければ、生活習慣の見直し、メンタルの回復、勉強時間の確保、資料の入手や作成、過去問の対策など、ペース配分を含めて様々な戦略を練る事が出来ます。
しっかり医学を体系化するような勉強をしたい方や、部活動やサークルとの両立を考えている方には、是非おすすめです。
最後まで読んで頂き有難うございました。引き続き医学生道場のホームページをお楽しみください。
医学生道場 代表医師 橋本将吉