こんにちは。医学生道場の橋本です。
先日、留年してしまった医学生さんからご相談を受けましたので、その時のお話をご紹介したいと思います。
医学生
「先生、はじめまして。留年する前に相談していればよかったんですが、、、」
橋本
「まあまあ。それで今日はどんなご相談でしょう?」
医学生
「はい、とりあえず留年して勉強はしっかりやっているんですが、留年したことをプラスに変える方法はないかなと思いまして」
橋本
「すごくいい質問ですな。よし、メリットをしっかり見直して、プラスに変えてしまおう!」
医学生道場の生徒さんから、「留年してしまったけど、その上でプラスにする方法を教えてほしい」という御質問を頂きましたので、コラムを書きたいと思います。
目次
留年したことによる環境の変化について、改めて整理してみることから始めましょう。まずは現状把握です。
試験を一度経験しているのであれば、勉強時間がどれくらい必要なのかおおよその目途がついたりします。
思いっきり落としてしまった科目に関しては、多くの時間をかけるべきですし、昨年度にしっかり勉強した科目は、少し余裕があると思います。
これからの戦略を立てる上で、時間がどれくらいあるのか、もしくは無いのか、改めて把握しておくといいと思います。
医学生は本当に忙しいです。
医学部受験の時も、医学部に入ってからも、自分のことを考える余裕もなく勉強をしてきたと思います。
価値観が出来上がっていないのも当たり前です。
どんな医者になりたいのか、趣味を大切にしたいのか、それとも家族を大切にしたいのか等、何を大切にした人生を送るのか、考えることができます。
それは、医学の勉強よりも大事かもしれない、「自分の人生」について考えることのできる、大切なチャンスかもしれません。
下の学年に交ざってやっていくことは大変なことかもしれませんが、「仲間を増やすチャンス」ととらえる見方もあります。
前の学年には仲良くなれる人がいなかったけれど、今度はいるかもしれない!と考えてみましょう。
仲間は今後の人生の宝となります。
卒業してから、「お前留年した?」「先生って留年してるの?」なんて聞いてくる人は絶対にいません。
もしそんながいたら、その人は普段から嫌われてると思います(;・∀・)
今後のバネにしよう、というのはもしかしたらキレイごとかもしれません。
でも、それくらいの貪欲な気持ちを持って、糧にしてほしいと思います。
プラスにしたいのであれば、留年してしまったことを思い悩むのではなく、その事実を受け止め、次にどうするかをしっかり考えることです。
時間の使い方は、その人の今後の人生を大きく左右します。
そして、それについて考えるという事は、大きな成長のチャンスについて考えるということです。
なぜ留年してしまったのか → 単位を落としてしまったから → 落としてしまった理由を分析する(その科目は苦手だったのか、勉強不足だったのか、出席が足りなかったのか) → 分析に応じて対策をたてる
医学部受験を突破してきた医学生のみなさんは、やり方さえ分かれば爆発力があります。
もし一緒に考えるのを手伝ってほしい、という事であれば、一度お気軽にご相談ください。
相談するのが遅くて手遅れになることはあっても、早くて問題になることはありません。お困りの方は早いうちにご相談ください。
医学生道場 代表医師 橋本将吉