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こんにちは、医学生道場です!
進級試験まで残るところあと少しというところに迫ってきましたが、試験勉強は順調に進んでいますでしょうか?
今日は、最近の医学部進級試験の傾向と、それに対応するための効率的な勉強法についてお話ししたいと思います。
近年、進級試験について、「過去問だけじゃ乗り切れない」という声が多く聞かれるようになりました。
実際、私の大学でも数年前から「過去問と類似した問題は出さない」という方針が取られるようになり、例年とは試験内容が大きく変わりつつあります。
特に、今年度の試験で過去問と同じ問題を出した先生が上の先生から注意されたという話も耳にしました。
この動きは私の大学だけに限らず、他の大学でも同様です。
過去問そのままの問題は激減しつつあり、試験の難易度がますます上がっています。
その背景には、公的な試験であるCBTや医師国家試験の存在が影響しています。
つまり、これからは過去問に頼るだけではない試験の対策をする必要があります!
そこで、今回は実践的な医学部進級試験の対策法を詳しくご紹介します!
最後までお付き合いいただけると嬉しいです!
さて、最近の医学部進級試験の傾向についてお話ししましょう。
一部の医学部では、医師国家試験の合格率を上昇させるため、医師国試対策に力を入れています。
こういった大学では、進級試験ではCBTや国試に頻出の内容や、国試過去問類似問題を出題することがあります。
実際に授業中に国試の過去問が紹介されていたら、そこからそのまま出題してもらえる可能性もあるため、解けるようにしておきましょう。
QBで該当分野を解いておくのも有用ですが、余裕が無ければ無理に解かずにレジュメや過去問をまずは完璧にすることを目標にしてください。
このような試験形式は、CBTや国試の対策と進級試験の内容がリンクしているため、試験対策がそのままCBT・国試対策に繋がり、医学生からはポジティブな声も聞かれます。
一方で、CBTや国試には出題されないような、教授のこだわりが詰まった問題が出題される大学もあります。
例えば、教授が好む分野に関する専門的な内容が出題されることも。
レジュメに書いてあればまだ良い方で、さらに厳しい大学では、スライドには載っていない内容を問う問題が出題されることさえあります。
教授の言い分としては、「シラバスに載っている教科書から出しているから問題ない」とのことですが、学生としては、スライドに書かれていないことまで網羅的に勉強をするのは非常に負担が大きいですよね。
また、上記の1と2が混ざったような形式の試験を出題する大学も存在します。
教授ごとに試験のスタイルが異なるため、それぞれの先生に応じた対策が必要となります。
自分の大学の出題傾向や担当教授の性格など、特徴をしっかりと理解し、その試験ごとに効率的な対策を進めていきましょう。
では、そんな試験にどう立ち向かえばいいのか?
長らく進級試験対策としては過去問をベースとするのが定番でした。
2周、3周、5周…過去問を丸暗記すれば、なんとか合格点は到達できるだろう…とされてきましたが、過去問があてにならない今はあくまで”確認ツール”として使うのがベストでしょう。
先述した通り、過去問と同じ問題は減少傾向にあります。
したがって、1割も過去問と同じ問題が出なかった…ということが起こり得てしまい、過去問丸暗記は時間の無駄となってしまいます。
つまり、過去問はあくまで現時点での知識をチェックとして使う、苦手な分野を洗い出すために使う、という考えに改めたほうがよいでしょう。
結局は、授業のレジュメをベースとするのが一番良いのです。
ただ、一度や二度レジュメを見ても頭に入りません。
特に、「さあ試験勉強するぞ」とまずはレジュメを読んで、全部一読してから過去問を解こうとすると、レジュメを読み切るまでに膨大な時間が掛かってしまい、試験前の貴重な時間を無駄にしてしまうことになってしまいます。
一度は過去問を解いてみて、出題されている分野を一度頭に入れてからレジュメを読むと効率的に読み進めることができます。
また、一度読んで理解できていなくても、とりあえずはそのまま読み進めてください。
また改めて別の年度の過去問を解いてみて、再びレジュメを読み直す…としていくうちに、どんどん理解度が深まります。
レジュメは、何度も何度も読み直すのが鉄則。分からないことがあれば、試験直前でも臆さず、大学の友達や担当の先生に必ず訊きましょう。
3. 知識を深掘りする癖をつける
問題を解いたら、その問題の周辺知識を調べる習慣をつけましょう。
例えば、ある薬剤を問われたら、その薬剤の作用機序や適応疾患、副作用など過去問では問われていなかったところも、レジュメに書いてあればチェックしておくこと。
選択肢の間違っている問題は、なぜその選択肢が違うのか、正しくはどうあればよいのかを答えられるようにすること。
こうすることで、効率よく幅広い知識を頭に入れることができます。
4. 周りの友達の進捗を確認する
基本的には医学部の進級試験は周りの友達と同じくらいの理解度があれば受かる試験です。
周りの学生が覚えている内容は必ず押さえておきましょう。
周りの知識量を確認するには、勉強会の開催が一番良いでしょう。
一緒に勉強し、分からないところを確認しあうことで、他の子はどこまでできていて、自分は何ができていないのか、また自分の理解が間違っていないか、ヤマを張っていた場所が周りと異なっていないかを確認することができます。
周りと足並みを揃えて、自分だけが覚えていなかった、自分だけが分かっていなかったということが無いようにしましょう。
5.医学部進級予備校に頼る
なかなか自分では勉強計画を立てられない、どこからどう勉強したらいいか分からない、という方は一度、医学部進級予備校に相談をしてみる、というのもオススメです。
医学生道場では、指導経験の豊富な現役の医師講師が勉強計画から試験対策まで全力でサポートをいたします!
専門的な指導を受けることで、自分の弱点を克服し、短い再試験までの期間でも効率的に集中対策をすることができ、また、プロの講師から直接指導を受けることで、理解が深まり、試験に対する自信もつけることができます。
さらに、医学生道場では、各大学の試験情報を独占入手しています。
医学生道場では24時間相談を受け付けています。
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試験対策に”王道”はありません。
今回紹介した試験対策法も、あくまで一例です。
色々試して、自分に合ったスタイルを見つけ、実践することが大切です。
医学部の進級試験は厳しいですが、乗り越えるたびに確実に成長できます!
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前向きな気持ちで取り組んでみましょう。
皆さんの合格を応援しています!
医学生道場でした✨
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