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皆さん、こんにちは。医学生道場です。医学部に入ったばかりのころ、あるいは試験前でふとこんな感情に襲われたことはありませんか?
「なんでみんなあんなにできるんだろう?」 「私はどうしてこんなに遅れてるんだろう…」 「もしかして、自分だけ取り残されてる?」
入学当初はせっかく、医学部に合格したのだから良い成績目指そうと意気込んでいたのに、成績が伸びない。実習や講義についていけない。周囲は順調そうに見える。そんな状況の中で、焦りや不安、時には劣等感を感じてしまう、、
でも、実はそれこそが“行動を変える”最大のきっかけになるタイミングだとしたら、どうでしょうか?
今回は、「周りとの差を感じたときこそ、自分を変えるチャンスになる」という視点から、医学生が今すぐできる成績アップのヒントをお届けします。
🖊 著者紹介
SH 都内私立医学部3年生
現在、所属部活主将。2年の前期で成績を大幅に落とすも、後期の期末で成績を上げ無事進級。自分自身、不器用なためプライベートと勉強と部活の両立を目指し日々模索中。ブログでは自身の経験を活かしてどのように成績を上げればよいのかや勉強方法を紹介。現在、来年のCBTに向けて情報収集中。
私が医学生として大きく壁にぶつかったのは2年生の時でした。入学当初は医学部に合格し、やる気に満ち溢れていました。しかし実際の医学生の生活は想像以上に忙しいものでした。朝9時から17時ごろまで授業漬け、アルバイトに週末は部活動など毎日が忙しく、成績は右肩下がり。1年生の内は高校生物でやった内容も多く余裕がありましたが2年生からは状況が一変。午前中は座学、午後は解剖実習。勉強内容の専門性は上がり、ついていくのがままならなくなっていきました。周りを見渡すと、するすると難しい薬理の機序を説明できたり、走行する神経の名前を答えられたり、、、私は劣等感と諦めも気持ちでいっぱいになりました。しかしその時こそ、私のチャンスであり、転換点でした。ついに成績も下から数える方が早いまでに。このままではまずい、と思った私は覚悟を決めました。期末試験の2カ月前から、冬休み返上で対策を始めました。この失敗をバネにを行った私は順位を40番以上繰り上がり、成績を上げることができました。
医学部の生活は、思っているよりずっとスピードが速い。 テスト前、何も手につかない。講義内容が全く頭に入らない。 成績表を見て、冷や汗をかく。「やばい」「終わったかも」──そんなふうに感じたことがある人は多いのではないでしょうか。
しかし、心理学的に言うと、「焦り」や「危機感」は自己防衛本能に根ざした、非常に強い動機づけ(モチベーション)です。行動心理学では、この感情が行動を変える大きな原動力になるとされています。決して悪いことではないのです。
つまり、「やばい」と感じたあなたは、今まさに“変われるタイミング”にいるということ。
逆に、一切不安や焦りを感じていないとしたら、それは成長や学びのチャンスを見逃しているサインかもしれません。
では、この「焦り」をどうやって行動に変えていけばいいのでしょうか?
「焦り」を感じたら、まずは頭の中を“見える化”しましょう。見えない不安は自分が思っているより大きく感じてしまうことは多々あります。
思いつくまま、紙やスマホに具体的に書き出してみてください。頭の中でぐるぐるしていた不安が、言語化されることで“対処可能な問題”になります。
不安を書き出したら、それに対応する“やるべきこと”を明確に書き出していきます。ここで今までの悩みが現実上のタスクになります。
例:
解決できないくらい大きな問題に見えることも、実際書き出してみると意外と容易に取り組むことができます。目の前にあることを1つ1つ解決することで自分の不安を解消していきましょう。小さく始める”ことが、継続と成功の鍵です。
やることが山積みで何から手をつけていいか分からないときは、優先順位をつけることが鍵になります。
このような視点で、自分にとって今「最も重要で、今すぐ着手すべきこと」を整理してみてください
。
以下のブログでは例として試験対策の具体的なプランの立て方を紹介しています。参考にしてみてください。
【医学部定期試験対策】もう再試にかからない。医学生必見! 自分に合った勉強法とは?【医学生道場】
一人で悩み続けると、視野がどんどん狭くなります。1人で悩んでいるときほど思考が単一化し「もう解決できない、、」と負のスパイラルに陥りがちです。どんなに自分が独りぼっちだと思っていても周囲にはあなたを応援し手を差し伸べてくれる人はいるはずです。
先生もあなたを不合格にしたいのではありません。きっと参考になるアドバイスをくれると思います。自分の悩みを人に打ち明けるのは勇気がいることですが思い切って相談してみましょう。 たった一つの対話が、あなたの行動を変えるスイッチになることがあります。
【医学生実体験】あなたは大丈夫?「一人で勉強派」は危険!関わりを持たないことによる”意外な落とし穴とは?”医学生勉強方法【医学生道場】
【ステップ④:「今日の自分」にできる行動を選ぶ】
完璧な学習計画を立てるよりも、 “今日の自分でもできること”をひとつずつ積み重ねる方が、結果的に継続できます。
たとえば、
疲れていても、短時間で終わる行動にしておけば、ハードルが下がります。
最初からすべて完璧にやろうとすると、途中で挫折します。 それよりも、“続けられること”に焦点を当てましょう。
「遅れている気がする」「自分だけうまくいっていない」——そんな気持ちになったときこそ、あなたの行動が最も意味を持ちます。
大切なのは、完璧を目指すことではなく、“今できる一歩”を踏み出すこと。その一歩は大きな変化でなくても結構です。目の間にあることを着実にやる、その小さな変化が大きな成果をもたらします。
たとえば、
その一歩が、未来を大きく変える可能性を持っているのです。
今、この瞬間も、動き出すことはできます。「自分には無理だ」と感じたなら、それはあなたにとって本当に必要なステージに差し掛かっているという証拠です。
“変わりたい”と思ったその瞬間から、あなたの未来は変えられる。
「勉強がうまくいかない」「何から手をつければいいかわからない」という方に向けて、医学生道場では無料の学習相談を行っています。
もしこの記事を読んで「ちょっと動いてみようかな」と思ったなら、それがあなたの未来の第一歩です。医学生道場では進級、CBT、国試などにむけての医学生一人ひとりに合った対策が完全個別指導で可能です。しかも教師は全員現役医師講師。医学部特有の基礎医学や臨床医学、自分も医学生だったからこそのアドバイスや相談もすることができます。医学生道場では授業の一番初めに授業計画を講師と共に立てます。以下のブログでは医学生道場の授業計画についての情報が掲載されていますのでご参考までにご覧ください。
留年・休学・勉強の不安…一人で悩む医学生へ。医学生道場では医学部進級・OSCE対策、復学サポートなどそれぞれの生徒に合わせた授業を実施しています。医学生道場の完全個別指導が医学生をどのように支えているのか、実際に通っている受講生のスケジュール例を公開!医学生道場 0コメント
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