【著者紹介】
田邊まき 医学部在学
~過去ブログ~
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医学部の試験や実習の情報を実体験を交えてご紹介します!皆さんと医学生あるあるの悩みを共有しながら一緒に解決できたらいいなと思っています。親近感のあるブログになっているかと思いますのでお気軽にご覧下さい♪

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【ブログ内容の箇条書き】
- 直前リハーサルで“安心感”と“安定感”を確保
- 減点されやすい盲点の徹底チェック
- 緊張を味方につける実践的メソッド
「これで完璧!」と自信を持ってOSCE本番を迎えたいと願う医学生は多いでしょう。OSCE(Objective Structured Clinical Examination)は、臨床技能、コミュニケーション能力、そして時間管理といった総合的な力が試される試験であり、独特の緊張感から普段通りのパフォーマンスを発揮するのが難しい側面があります。
今回のブログでは、あなたがOSCE直前の「あと一歩」を確実に乗り越え、最高の状態で本番に臨めるよう、具体的な最終リハーサル方法、見落としやすい減点ポイントの潰し方、そして本番での安心感を醸成するためのメンタルセットについて、現役医師の視点と受験生の目線の双方から徹底的に解説します。
目次
はじめに:最後の仕上げで手に入れる「安心感」と「安定感」

OSCE直前期は、誰しもが不安と焦りを感じるものです。しかし、この時期の過ごし方こそが合否を分け、本番でのパフォーマンスに大きく影響します。「もうこれで完璧」と胸を張るためには、計画的な最後の仕上げが不可欠です。
今回のブログでは、以下の3つの柱に焦点を当て、あなたの準備を徹底的にサポートします!
- 本番を想定した最終リハーサル方法の確立
- 見落としがちな減点ポイントの徹底的な潰し方
- 本番の緊張を味方につける実践的なメンタルセット
これらの要素を習得することで、あなたは本番において「安心感」と「安定感」を持って臨むことができるでしょう。
OSCEで問われる内容や具体的な対策は以下のブログをご覧ください♪
本論:完璧を目指すための三段階戦略
OSCE対策において、漠然とした不安を解消し、具体的な行動に移すことが成功への鍵となります。ここでは、効率的かつ効果的に最後の準備を進めるための三段階戦略を解説します。
1. チェックリストで全体像を把握:不安と見落としを排除する

OSCE直前期最大の敵は、「不安」と「見落とし」です。これらを効果的に排除するためには、試験全体の流れを俯瞰し、必要な情報を網羅的に整理したチェックリストを作成することが極めて有効です。
■ 重要ポイント:
- 全ステーションの流れ把握の徹底: 各ステーションにおける制限時間、必要な物品、そして特に注意すべき点を具体的に書き出しましょう。これにより、本番での時間配分のミスや、焦りによる手順の抜けを防ぐことができます。例えば、バイタル測定では感染対策の徹底、模擬患者対応では共感的コミュニケーション、心音・肺音聴診では聞き漏らし防止といった具体的な注意点を明記します。
- 必須持ち物の最終確認: 打腱器や聴診器など、当日必要となる物品を事前にリストアップし、何度も確認することで、「当日忘れて焦る」という最悪の事態を避けることができます。持ち物リストは前日夜と当日朝に必ず確認する習慣をつけましょう。
- 頻出スキルの再確認と重点的な練習: OSCEでは特定のスキルが頻繁に問われます。バイタル測定、心音・肺音聴診、模擬患者への説明といった頻出スキルは、チェックリスト上で特に強調し、重点的に再確認と練習を行いましょう。
チェックリスト例:
| ステーション | 時間配分 | 必要物品 | 注意事項 |
| バイタルサイン | 5分 | 聴診器 | 体温計や聴診器の消毒 |
| 医療面接 | 10分 | 特になし | 共感、オープンクエスチョン、解釈モデル |
| 頭頚部 | 5分 | ペンライト、舌圧子、耳鏡 | 舌圧子の捨てる場所 |
| 胸部 | 5分 | 聴診器・マンシェット | 頸動脈を蝕知するときは片側ずつ |
<ポイント>
チェックリストは、紙媒体でもスマートフォンアプリでも構いません。重要なのは、見やすさと即時確認性です。移動中や休憩時間にもサッと確認できるような形式を選びましょう。
2. 本番想定リハーサルのコツ:「頭でわかっている」を「身体でできる」へ

知識として「頭でわかっている」ことと、実際に「身体でできる」ことの間には大きな隔たりがあります。このギャップを埋めるためには、徹底的な本番想定リハーサルが不可欠です。
■ リハーサルのやり方:
- 時間を正確に計測する: 本番と同じ制限時間内で動く練習を繰り返しましょう。タイマーを使用し、リアルなプレッシャーを再現することで、時間配分の感覚を養います。
- 模擬患者を用意する: 可能であれば、同級生に協力を依頼し、実際の患者役をお願いしましょう。模擬患者がいることで、実際のコミュニケーションや身体接触の手技をよりリアルに練習できます。彼らからのフィードバックは非常に貴重です。
- 声・表情・仕草まで本番通りに演じる: 優しい声かけ、落ち着いた動作、患者を安心させる表情など、細部にわたるまで本番通りの対応を心がけましょう。これにより、自然な振る舞いが身につき、緊張の中でもスムーズな対応が可能になります。
リハーサルタイムライン例:
| 項目 | 所要時間 |
| 入室後課題を読む | 1分 |
| ステーション練習① | 5分※タイマーを押す |
| 退室後次の部屋の前で待機 | 1分 |
| 入室後課題を読む | 1分 |
| ステーション練習② ….. | 5分 |
<ポイント>
- 声を録音して後で聴き返す: 自分の声のトーンや話し方が、相手にどのような印象を与えるかを確認できます。早口になっていないか、声が小さすぎないかなどを客観的に評価しましょう。
- スマートフォンで動画撮影し、姿勢や手技をチェックする: 自分の動きや手技は、意識しているつもりでも意外なクセがあるものです。動画で客観的に確認することで、「自分では気づけないクセ」を発見し、改善するチャンスを得られます。例えば、手技中に不要な動きがないか、姿勢が患者に不快感を与えていないかなどをチェックします。
- 友達同士でフィードバックする:誤って覚えていることがたまにあります。友達と練習することで正しい知識を再確認しましょう。
3. 落とし穴!よくある減点ポイントを徹底潰し

多くの受験生が陥りがちなのが、「知っているつもり」で見落としてしまう減点ポイントです。これらを事前に把握し、集中的に対策することで、思わぬ失点を防ぐことができます。
よくある減点例:
| 減点ポイント | 内容 | 潰し方 |
| 感染対策不徹底 | 手指消毒忘れ、廃棄物の分別ミス | 手順を口に出して確認し、習慣化する |
| 患者への共感不足 | 無表情・無言で処置 | 開始時に「不安ですよね」と一言添える練習 |
| 患者本人確認忘れ | 氏名・生年月日 | 必ず最初に行う |
ケース例と改善策:
「模擬患者から“冷たい印象を受けた”と評価された」というフィードバックがあった場合、これは患者への共感不足が原因である可能性が高いです。
→ 改善策: 「安心してください」「痛みはありませんか」「何か不安なことはありませんか」といった共感的な声かけを意識的に練習しましょう。処置を行う前に患者の不安に寄り添う言葉をかけるだけで、印象は大きく変わります。
<ポイント>
リハーサルでは、“減点項目だけ”をピックアップして短時間で回す「減点潰し集中練習」も非常に有効です。これにより、効率的に自身の弱点を克服することができます。例えば、感染対策の手順だけを繰り返し練習したり、共感的な声かけのバリエーションを増やしたりする時間として活用しましょう。
結論&むすびに代えて:緊張は準備で乗り越える
OSCE直前の焦りは、すべての受験生が経験する共通の感情です。しかし、「これで完璧だ」と自信を持って本番を迎えるためには、以下の3つのステップが不可欠です。
- チェックリストで漏れをゼロにする: 全体像を把握し、必要な準備が全て整っているかを確認することで、不安要素を排除します。
- 本番想定リハーサルで体に覚えさせる: 知識を実践に落とし込み、身体が自然に動くレベルまで手技とコミュニケーションを習熟させます。
- 減点潰し練習で隠れた弱点を消す: 意外と見落としがちな減点ポイントを把握し、集中的に対策することで、思わぬ失点を防ぎます。
「緊張は準備で乗り越える」――この言葉を胸に、最後まで諦めずに努力を続けましょう。あなたの積み重ねた努力が、必ず本番で実を結びます。
FAQ(よくあるQ&A):あなたの疑問を解消

Q1:何日前からリハーサルすべきですか?
A1: 最低でも本番1週間前からは、全ステーションを通しで練習する「通し練習」を2回以上行うことを推奨します。直前2日間は、特に苦手な項目や「減点潰し練習」に集中しましょう。
Q2:緊張で頭が真っ白になります。対策はありますか?
A2: 本番で頭が真っ白になることを防ぐには、1分間の深呼吸とイメージトレーニングが効果的です。リハーサル中からこの習慣を身につけておくことで、本番でも冷静さを保ちやすくなります。具体的には、試験開始前に数回深呼吸をして落ち着き、自分が完璧に課題をこなしている姿を頭の中で鮮明にイメージしましょう。
Q3:当日、忘れ物が不安です。どうすればいいですか?
A3: 忘れ物対策としては、前日の夜に持ち物チェックリストを再度確認するだけでなく、スマートフォンのリマインダー機能やLINEにメモを残しておくのも有効です。出発直前にもう一度目視で確認する習慣をつけると、さらに安心です。
「もうこれで完璧」な状態でOSCE当日へ
あなたの努力が必ず実を結びます。焦らず、自信を持ってステーションに入りましょう。合格への道は、この最後の準備にかかっています。