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こんにちは!医学生道場です🌞
10月も後半、夏休みをはるか昔に感じる時期になりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
後期の授業にもだいぶ慣れてきて、自分なりの時間管理ができ始めてきている頃ですよね。
そんな中、学校の授業以外の時間をいかにして有意義に使おうか、そう模索している医学生の方も多くいるはずです。
そこで、今回は、医学生が今のうちに取っておくと、将来医師になったときに役に立つ資格を紹介していきたいと思います!
医学生はただでさえ多忙なんだ!他の資格の勉強なんてやっている暇がない!
国試さえ受かれば十分だ!という医学生の方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、医学生である今のうちに、他の人はとってないような資格を取っておくと、医師としての資格にもさらに価値が加わり、希少な人材になることができます。そして、このようなできることの幅が広い医師は、マッチングや転職の際にも有利に働くでしょう。
また、医師となってからの方が、医学生である今よりももっと忙しく、資格の勉強に使える時間がない可能性が高いです。
さらに、今回ご紹介する資格の中には、医学生の勉強に関連したものもあり、学校の成績との相乗効果をもたらすことができるものもあります。
このように、医学生のうちに何らかの資格に挑戦しておくメリットは数多くありますので、ぜひ、チャレンジしてみてください!
それでは、実際に数多くある資格の中から、医学生に特におススメの資格を厳選しましたので、ご紹介していきたいと思います!
医学生がとっておくと将来役に立つ資格の一つ目は、TOEICです。
TOEICとは、英語のコミュニケーション能力を判定する、世界160か国で行われている、世界共通の基準テストのことです。
英語系資格は、他にもTOFLE、IELTS,英検など数多く存在していますが、特にTOEICは、日本国内でかなり有力な資格となっており、とっておくと優遇され、マッチングや医師としての転職の際に非常に役立ちます。
また、医学生は、医学部受験で合格した英語力があるため、他の方と比べて有利なはずです!受験で培った英語力が残っている早めの段階で受験して高得点を取っておきましょう!
医学生がとっておくと将来役に立つ資格の一つ目は、心電図検定です。
心電図検定とは、心電図を正確に判読する能力を測る測定試験のことです。
心電図の判読は、医療従事者にとっては重要なスキルですが、心電図によっては熟練した医師でも読み間違えることがあり、正確な判読には深い洞察力と多くの経験、訓練が求められます。最近では、機器がある程度自動診断を行っていますが、治療方針を決定するうえでも医療従事者の判読技術を高めることは欠かせません。
しかし、大学では心電図の読み方については、そこまで深く教わりません。
そこで、心電図検定をとって、心電図の判読に慣れておけば、循環器専門にはならなくても、一目置かれることになるでしょう。
心電図検定は、年に1回試験が行われており、誰でも受けることができます。
公式のテキストも販売されており、勉強しやすくおススメです!
医学生がとっておくと将来役に立つ資格の3つ目は、赤十字救急法救急員です。
こちらは、日本赤十字社が定める民間資格で手当の基本、人工呼吸や心臓マッサージの仕方、日常生活での事故防止や止血、包帯の使い方、災害時の心得等を学ぶことができます。
医学部の講義では学べない、実際の救急法を学ぶことができ、おススメです!
医学生がとっておくと将来役に立つ資格の4つ目は、USMLEです。
USMLE(United States Medical Licensing Examination)、米国医師国家試験のことです。
米国で医師として活動するためには、USMLEに合格していることが最低条件となっています。
また、USMLEは米国での臨床留学の際には必要要件となっているなど、医療のグローバル化が進む中、一つの指標として注目されてきています。
USMLEは、ステップ1からステップ3までの段階に分かれており、順番に取得していくことになります。高学年の実習でアメリカの病院に留学したい方は、ステップ1を取得していることが条件となっていることも多いです。
※2022年1月現在、Step2(CS)は新型コロナウイルスの影響で中止されており、今後廃止となる可能性があります。(現在はOETという試験に変更されています。)
このように、Step 1は基礎医学とそれに絡んだ臨床医学の知識を詰め込むため、医学生の間に受験をするのが有利と言えます。その理由は、時間に自由が利き、授業の基礎知識が試験に活かされるからです。高得点を狙うのであればなおさら、勉強時間の確保という面からも、研修医や専修医の時点で受けるのはあまりおすすめできません。
将来アメリカに医学留学を検討している方や、アメリカで医師として活躍することを考えている方にとって、対策が早ければ早いほど将来の可能性が広がるといえるでしょう。
もっとも、USMLEの難易度は、医学生の国試や定期試験よりも高く、英語で行われるため、独学での受験は、かなり厳しく挫折する可能性が高い試験となっています。
さらに、各ステップ4回以上不合格となると受験資格が消失してしまうため、正確な勉強ができていない段階で軽率に受験するべきではなく、慎重に受験する必要があります。
USMLEを受験する方は、特化的な対策を行っている予備校に通うのがおすすめです。
上記のように、USMLEは、独学だとかなり対策の厳しい試験です。
医学生道場では、USMLEに挑戦する医学生に向けたサポートも行っております。
USMLE合格経験のある現役医師がマンツーマンで指導をし、USMLEはもちろん、大学の進級試験や卒業試験も並行して合格できるよう細かくスケジュールを立てた上で勉強を進めます。
「USMLE」の受験を考えているけれど、何をしたらいいかわからないという医学生の方は、是非、一度ご相談ください!
また、USMLEに関しては、以下の記事でより詳しく説明しておりますので、気になった方は、こちらも合わせてご覧ください!
記事を最後までご覧いただきありがとうございました!
今回は、医学生がとっておくと将来役に立つ資格を紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか?
医学生の間は、働き始めてからと比べて、自分で自由に使える時間が多くあり、遊びやバイトなどに多くの時間を割く医学生が大半であるといえるでしょう。
そんな中、勉強に時間を割いて資格を取得しておくと、働き始める際に、他の医師たちよりも一歩リードして、結果的に好きなことができる未来につながるかもしれません。
少なくとも、資格をとるために割いた時間に後悔することはないはずなので、是非気になったらチャレンジしてみてください!
医学生道場では、留年、国試対策のみならず、USMLE合格に向けたサポート等も行っております。挑戦を考えている方は、ぜひ一度ご相談ください。