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こんにちは!医学生道場です!
厳しい暑さが落ち着き、朝晩は過ごしやすくなってきましたね。
医学生は夏休みが終わり、授業に実習に追われている毎日だと思います。
そう知ったら、保護者の方はどう感じ、どうすれば良いのでしょうか?
医学部は入学するのも大変ですが、卒業するのも大変です。
そのため、医学部での道のりは決して平坦ではありません。
再試験にかかることは、珍しいことではありませんが、再試験にかかってしまうと、大きな不安とプレッシャーがかかるものです。
そのような我が子の苦労を目の当たりにすると、不安や焦りを感じることは当然だと思います。
「留年」という言葉が頭をよぎる事もあるかと思いますが、まだ決まっていません!
今回は、そのような我が子を目の当たりにした保護者に向けて、再試験の実態と保護者としてできるサポートについて解説していきます!
先程も述べた通り、医学部で再試験になることは決して珍しいことではありません。
それではなぜ、医学部で再試験になってしまうのでしょうか?
医学部で再試験になってしまう原因は、学生によって本当にさまざまです。
医学部では、膨大な量の学習をこなす必要があり、勉強時間の確保が不可欠です。
そのため、早くから勉強を始めなければ間に合わないことも少なくありません。
医学生の中には、部活やアルバイトに時間を割きすぎてしまい、十分な学習時間が確保できないケースが多いです。
試験の難易度や量を先輩や友人から情報を集め、予め計画をたて、はやめに勉強を始めることが大切になってきます。
医学部では、人体に関する膨大な知識を、基礎から応用まで、体系的に学ぶ必要があります。
そのため、量が多いだけではなく、内容が高度なものとなります。特に2年生頃から始まる基礎医学は、解剖学、生理学、生化学など、いずれも医学の根幹をなす重要な科目ですが、その分難易度も高く、多くの学生にとって最初の試練となっています。
医学生の中には、一生懸命勉強したのに不合格になってしまう方もいらっしゃいます。
一生懸命勉強したのに、不合格。そんな悲しいことは避けたいものです。
医学部の勉強では、単に暗記に頼る勉強法では、医学部の試験に合格することは難しいです。
特に基礎医学は、膨大な量を体系的に理解する必要があり、適切な学習方法を身につけることが重要となります。
長期にわたる医学部生活では、モチベーションを維持することが難しいという方もいます。
特に、試験が近づいても、なかなか集中力が続かず、十分な準備ができないケースも見られます。
実際に私も経験したことがあります。
試験があるのは分かっていますが、どうしてもやる気になれず、辛い思いを何度も経験してきました。
いわゆる「燃え尽き症候群」になってしまった方も複数いました。
「燃え尽き症候群」についての詳細は以下をご覧ください。
再試験になってしまう原因を複数述べてきましたが、学生によって様々です。
医学部の試験の中では、学年の半分以上や9割近くが再試験にかかる大学も存在するので、一概には言えません。
再試験にかかると心配になると思いますが、今一度自分の勉強方法を見直し、早めに対策を行っていきましょう。
再試験の勉強方法の詳細は以下をご参考下さい!
再試験は、あくまでも本試験で不合格となってしまった学生に与えられる救済措置です。
無条件に受験できるわけではなく、大学や科目によって、受験資格や受験料、受験できる科目数に制限が設けられている場合があるため、各自確認しましょう。
一部の大学では、再試験を落としても、仮進級という形で最後の最後の救済措置が用意されている大学もありますが、基本的には再試験で不合格となると、留年が決まってしまうため、再試験で必ず合格しましょう!
医学部では、医師国家試験の受験資格を得るために、6年間という限られた期間ですべての科目を習得しなけらばなりません。
そのため、他の学部に比べて進級の規定が厳しく、一つでも単位を落としてしまうと留年となってしまうケースがほとんどです。
医学系の科目以外にも、教養科目や語学、選択科目など、多くの科目を並行して履修する必要があるため、常に時間的な余裕が無く、勉強時間の確保に苦労する学生が多く見られます。
サブ科目だからといって侮ることのないよう、勉強しましょう💪
再試験の評価は合格か不合格のみとなります。本試験では得点が評価されるのに対し、再試験ではたとえ満点をとったとしても、成績評価は「可」となるのが一般的です。
我が子が再試にかかってしまった時、保護者としてできるサポートは何があるでしょうか。
再試験になってしまったとき、保護者の方は、お子様を責めるのではなく、まず、状況を把握し、お子様に寄り添い、支えていくことが大切です。
まずは、お子様と話し合い、再試験にかかってしまった原因、現状を把握しましょう。勉強法に行き詰っているのか、精神的なストレスを抱えているのかなど、原因を特定することが大切です。
中には、精神的に不安定な状態になっている方もいらっしゃいます。
頭ごなしに叱責したり、過剰に励ましたり、否定的な言葉をぶつけてしまうと、お子様の心を閉ざしてしまう可能性があります。
優しい言葉をかけてあげながら、お子様の言葉に耳を傾け、「大変だったね」「よく頑張ったね」など、共感の言葉を伝えるように心掛けましょう。
私自身、試験前は情緒が不安定であり、そっとしておいてほしいのですが、辛い時は話を聞いてくれたり、励ましてくれたりすると非常に嬉しいです。
また、部屋に飲み物やデザートを持ってきてくれたりすると嬉しく、勉強が頑張れます!
お子様自身が「集中しにくい」と感じている場合は、落ち着いて勉強に取り組める環境を整えてあげましょう。
例えば、リビング学習ではなく、個室や図書館など、集中しやすい場所を確保してあげる、スマートフォンやゲームなど、勉強の妨げになるものは視界に入らないようにする、などが考えられます。
また、規則正しい生活習慣と、バランスの取れた食事は、集中力を維持させるために非常に大切です。
勉強しなければならないからといって、ご飯を抜いたり、睡眠時間を削って勉強したりして体調を崩してしまうと本末転倒です。
効率の良い勉強を継続するために、睡眠時間をしっかりと確保し、栄養バランスの取れた食事を心掛けましょう。
お子様自身が「勉強方法がわからない」「分からない内容が多くそのままにしてしまう」など、「自分一人では解決できない」と感じている場合は、無理せず、専門家のサポートを受けるという選択肢を視野に入れることも大切です。
医学生専門の予備校では、医学部の試験に精通した講師陣による指導を受けることができます。
医学生道場では、全国各地に校舎を構え、対面授業だけではなく、オンライン授業にも対応しています。
また、講師陣は全員現役の医師であるため、医学部の試験対策はもちろん、医学部の実情や将来医師になることを見据えた学習指導を行っています。
医学は難しいものもありますが、実臨床の話を交えて授業をして下さる先生が多く、授業が楽しいという生徒さんも多いです。
困ったときはいつでも頼ってください😊
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全国に校舎を構えており、対面授業だけではなく、オンライン授業にも対応しています。
医学生道場では、医学部再試験対策コースもご用意しています。
再試験対策でお困りの方はいつでもLINEやお問い合わせフォームでお問い合わせください!
再試験はお子様だけでなく、保護者の方にとっても辛い経験になると思います。
しかし、同時に自身の弱点を克服し、成長する貴重な機会でもあります。
再試験は、医学部の入試とは異なり、落とす試験ではありません。
そのため、本試験の復習をしっかり行えば合格できるようになっています。
保護者の方は、お子様を温かく見守りながら、再試験を乗り越えられるようサポートしてあげてください!!
医学生道場スタッフ一同、心より応援しています🙌