こんにちは。
医学生道場の竹田美穂です。
先日、学年LINEに説明会のお知らせが流れていたことに気づかず、友達に「今日のお昼休みにマッチングの説明会あるけど、出るよね?」と声をかけてもらって説明会に参加してきました。
マッチングの仕組みや病院見学についての話があり、何も知らなかった私としては聞いておいてよかったなという話ばかりでした。
私は学年LINEや大学のポータルサイトを定期的に確認しない人間なので、ほかにも『時間割には6限なしって書いてあったけど、授業入ったからまだ帰っちゃだめだよ』とか『今日の実習のスケッチ、今日中に提出だよ』とか『この科目とこの科目は出席点があるから寝坊してきちゃだめだよ』とか、そういった情報は全て友達頼みになっています(;^_^A。
さてさて、新年度が始まり、みなさんも少しずつ慣れてきた頃でしょうか。
人間関係って、悩むこと多いですよね。
特に医学部は村社会で情報社会なので、どれだけ円滑な人間関係をはぐくめるかは大事なことです。
ただ、人と人とのコミュニケーションは簡単ではなく、お互いに気を遣ったり、遠慮してしまったり、意図せず傷つけてしまったり、傷ついてしまったりすることもしばしばかと思います。
特に私は、昔から自分ひとりでどうにかしようとするクセがあって、周りに相談したり、助けを求めることが本当に苦手でした。
でも、周りとの関わりがあるだけで、だいぶ生きやすくなります。
授業の内容を共有したり、試験対策の情報を交換したり、ときには精神的な支えになったり。
一人でやるより、誰かとつながっていた方が、効率的で、そして心がラクになる場面がたくさんあります。
今回は、私が周囲との関わりを避けていたことで実際にどんな失敗をしたのかについて、お話ししていきます。
「私は一人でも大丈夫」と思っている方にこそ、読んでいただき、危機感を持ってほしいです。
著者名: 竹田美穂
所属:都内私立医学部医学科4年生
資格と経歴:3浪を経て医学部入学、1年次に留年を経験。2年次に心電図検定3級合格。3年次には大学祭実行委員長や所属部活の主将としての経験もあり、医学の勉強と課外活動を両立。
過去著した主なブログ:「【経験者が語る】医学部の定期試験の特徴とは?留年するとどうなる?試験対策の方法を徹底解説!」「今どきの医学生の勉強事情を大解剖!【ご家族の方へ】」
アピールポイント:留年・浪人経験者だからこそわかる、医学の勉強のつまずきポイントを紹介。単なる暗記に頼らない、理解を深める勉強法を模索し発信中。「やる気が出ないときでも勉強を進めるコツ」を実体験からアドバイス。医学部生活を充実させるためのヒントや、課外活動との両立術も共有しています。
自己紹介:留年のこわさ、勉強の挫折、精神的なリカバリーの方法などを身をもって経験しています。実体験に基づき、「医学の勉強がしんどい…」と思っている人に寄り添った、役立つ情報を発信していきます!
私は正直、自己管理が得意なタイプではありません。
めちゃくちゃ苦手なタイプです。
計画を立てても、その通りに進むことはありません。
資料や情報を整理しておくのも苦手で、「まぁ、あとで確認すればいいか」と、後回しにしてしまうことが多いです。
そんな私が特に困ったのが、『試験範囲の変更』や『教授が授業中にポロッと口にしたポイント』などの情報把握です。
試験直前になって友達から聞き、「えっ、今年は出ないって言ってたの!?」と慌てて勉強し直したことも何度もあります。
先生によって試験の出題範囲や傾向がバラバラだったり、マイナーチェンジがあるため、情報をいかに仕入れて管理できるかが成績に直結していきます。
「この先生、ここ強調してたよね」と確認し合ったり、「ここは去年から出題されてないらしい」といった情報を共有したり、そうした友だちとの日々の会話が、結果として自己管理が苦手な学生も自然と試験に間に合います。
一人で抱え込んでいると、小さな見落としで周囲と大きな差がついてしまうこともありえます。
医学部の試験では、そういう“情報の一つ一つ”がとても大きな意味を持つのです。
「今日はなんかやる気出ないなぁ」
そう思ってしまう日は、誰にだってあります。
特に試験までまだ日数があるときや、頑張りすぎてしまった時、気分が沈んでいる時なんかは、私も机に向かいながらスマホ片手にSNSの巡回をしてしまいます。
でも、そんな時に一人でいると、さらに自分にどこまでも甘くなってしまいます。
「今日はこれくらいでいいか」「明日から気合入れて頑張ろう」
と、気づけばノルマがどんどん積み残しに。
一方で、誰かと一緒に勉強していると、目があるからか、真剣に勉強している友達に感化されるからか、自分のスイッチも入りやすくなります。
また、お互いの進捗を報告し合って、「この範囲、難しくない?」「あ、ここはこう覚えると良くて」と効率よくお互いの知識を高めあうことができます。
もちろん、常にだれかと勉強する必要があるわけではありません。
ただ、体力も気力も削られていく中で、毎日ひとりで自分を律し続けるのは、精神的な負担が積み重なってしまいます。
一人で黙々とやることに限界を感じたときは、思い切って、友達に「一緒に勉強しよう」と呼び掛けてみてください。友達も「実は私も一緒に勉強したいと思ってた」と言ってくれるでしょう。また、友達に誘われたときはめんどくさがらず、ぜひ一緒に勉強してみてください。きっと、思っている以上に効率や成果が変わってくることに気づくはずです。
私は、試験後に友達とちょくちょく会っておくのも精神の安定には有用だと思っています。
特に、試験の点数がギリギリだと、「もしかしたら留年してるかも、留年の連絡来たらどうしよう…学費追加で払わなきゃ…卒業まで一年遠のく…親になんて説明しよう…」とメンタルはどんどん不安定になってしまいます。
試験前に一緒に勉強した友だちと会って、お互いに「一緒に勉強したんだから、絶対大丈夫だよ」「これで留年してたら今年みんな留年することになるよ!」と励ましあうだけでも、だいぶ気の持ち方は変わります。
試験が終わったあとに、「やばい、全然できなかった」とみんなと手ごたえを語り合うだけでも、「なんだ、みんなできなかったんじゃん」と、謎に安心できて、翌日の試験科目もなんとか気持ちをリセットして勉強できたりしますよね。(逆に「え、みんなできてるの?ヤバ…」と凍りつく時もありますが)。
それでも、「みんなも同じように不安なんだ」と感じられるだけで、孤独感が薄れていきます。
「心を安定させること」は、試験に挑むうえでとても大切な準備のひとつです。
もし今、一人で抱え込んでしまっている人がいたら、ぜひ誰かと一緒に勉強してみてください。
試験結果もあなたのメンタルも、きっと良くなると思います。
進級試験は学内のみですが、医学部CBT、OSCE、さらにはマッチング候補の病院などは、まさに日本全国の医学生との情報戦です。
正確な最新情報を早く手に入れられるかどうかがカギになります。
そして、この情報戦を勝ち抜くために一番重要なのは、やっぱり『人とのつながり』です。自分一人で全部の情報をキャッチするのは、正直無理です。
先生や先輩の情報を友達と手分けして収集したり、他校にいる友達の友達や友達の兄弟から情報を得たり。
人の輪の中にいれば、情報がぐるぐると回ってくるんです。
もし今、「もうグループができちゃって入りづらいな」という人も、仲良くなりたいグループに思い切って混ぜてもらったり、自分と合いそうな子と友達になってもらいたいです。
無理に誰かと仲良くする必要はないけれど、孤立だけはなるべく避けてほしいなと思います。
ぜひ、周囲とのつながりを大切にしてください。
とはいえ、上記を読んでこう感じている人もいると思います。
「どうしても仲の良い友達ができない」
「以前は一緒に頑張れていたけど、喧嘩してしまって今は距離がある」
「周りの輪に入れない」
「そもそも人間関係そのものがしんどい」。
「誰かと一緒に勉強した方がいいのは分かってる。でも、その“誰か”がいない…」
そんなあなたに、ぜひ知ってもらいたいのが医学生道場という存在です。
医学生道場は、ただ医学を教えるだけの場所ではありません。
「今の勉強方法とペースで本当に合格できるのかな…?」
「一人で頑張っているけど、不安が強くメンタルが保てない…。」
そんな悩みに寄り添い、勉強面だけでなく、精神面のフォローもしていきます。
一人で抱え込んでいる不安を誰かに話せるだけでも、思い切って勉強方法を変えようかなと相談できる相手がいるだけでも、気持ちがぐっとラクになります。
「頑張らなきゃいけないのに、どうしても頑張れない…。」
「やらなきゃいけないことが多すぎて、どこから手をつけたらいいか分からない…。」
そんなときこそ、一人で抱え込まず、ぜひ私たち医学生道場にご相談ください。
公式LINEでは24時間ご相談を受け付けています。
https://igakuseidojo.com/
医学生道場は、いつでもあなたの味方です。
医学部は狭いコミュニティだからこそ、良くも悪くもうわさや情報が一瞬で広がる、ちょっと特殊な村社会のようなところがあります。
仲の良い友達ができやすい反面、孤立もしやすい環境です。
そんな中で、「人と関わるのが怖い」「もうひとりで頑張るしかない」と追いつめられることもあるでしょう。
でも、ほんの少しだけ勇気を出して、誰かと関わってみてください。最初は挨拶だけでも、LINEでちょっとした質問をするとかでも大丈夫です。そうやって少しずつ関係を築いていくうちに、情報を共有したり、励ましあったりできる相手が自然と増えていきます。
もし今、勇気が持てない、自分にはまだ居場所が見つけられないと感じているのなら、医学生道場がその居場所になれたらうれしいです。
あなたが安心して帰ってこられる、もう一つの居場所として。
一緒に、無理せず、でも着実に、進級や試験合格を目指しましょう。
いつでも、医学生道場はあなたの味方です。