著者名:松下🌙
所属:関東私立大、経営
資格や経歴:経営学科在学中、アメリカ交換留学、簿記二級📕
過去のブログ:
⇒本ブログは自身の代一作目でもあり、医学生道場に関する入念なリサーチを元に執筆させて頂きました。
⇒医学生予備校を徹底的にリサーチしました。医学生が抱えやすい不安や悩みを踏まえたブログとなっております。
自己紹介:医学に関する情報を経営学で培った知識で効果的に伝達していく。このことを意識しながら、将来医学を牽引される方に有益な情報をお届けするサポートがしたいと思っています!
医学生の皆さんこんにちは🌞 医学生道場です。
医学生の皆さんは恐らく一度は、「もっと良い勉強法はないだろうか?」「どうすれば効率的に暗記出来るだろうか?」と考えたことがあるのではないでしょうか。
膨大な勉強量と情報を目の前にし、”良い勉強法”を追い求めてしまうのは当たり前です。
しかし、医学生の皆さんにこそ、勉強法を探し求めるよりも前に、もっと大切にすべきことがあることをお伝えしたく今回のブログの執筆に至りました。
それは学習計画です📚
多くの医学生が「正しい・良い勉強法」を探し求める一方で、何故「学習計画」がそれ以上に必要なのか。今回はそのことについて徹底的に掘り下げていきます🔥
医学部の勉強において一番重要なこととその理由を理解出来れば、ご自身に最適な学習スタイルを形成することが出来、試験の不安も緩和して自信に繋げることが出来るのではないでしょうか👓
目次
医学部の勉強は、とにかく範囲が広い…
基礎医学から臨床医学まで、終わりがないかのように知識が積み重なってきます😢
だからこそ、「どんな勉強法が自分に合っているのか」「どうすれば膨大な暗記量を効率よくこなせるのか」を最優先に考え悩んでしまうのは当然のことです。
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これらは決して間違えた勉強法ではありません!むしろ、どれも効果的なものです。
しかし、もし医学生のあなががこれらの勉強法を試しても、あまり手応えを感じられなかったり、途中で挫折してしまったりするのなら、それは「勉強法」ではなく他の部分に問題があるのかもしれません💦
そう、「学習計画」です!
まず「勉強法」と「学習計画」はどのような関係になっているのでしょうか。
それは勉強法は「走り方」で学習計画は「戦略地図」のようなものです。これでは少し抽象的なので、以下で詳しく解説していきます🔥
勉強法は、あなたがどのように学習を進めるか、つまり「どのように走るか」に相当します。
例えば、
・アクティブラーニング:教科書をただ読み込むのではなく、内容を要約したり声に出した選りして説明したりする
・問題演習:過去問や演習問題を繰り返し解き、知識の定着度を確認する
・アウトプット重視の学習:学んだことをノートにまとめたり、友人に教えたりして理解を深める
・暗記法:語呂合わせ、フラッシュカード、イメージ記憶など、効率的に情報を覚えるテクニック
これらの勉強法は、個々の学習の効率を最大化する為の具体的な技術や戦術です。
一方学習計画は、どこに向かって進んでいくか、つまり勉強法に照らし合わせて表現すると「どこへ走るのか」という戦略地図です。
具体的には、
・目標設定:国家試験合格、定期試験の目標点数、苦手科目の克服など、最終的なゴールを明確にする
・範囲の明確化:学習すべき科目、単元、参考書などの範囲を特定する
・時間配分:各科目、単元にどのくらいの時間を割り当てるのか、日ごと、週ごとのスケジュールを立てる
・進歩管理:計画通りに進んでいるのかを確認し、必要に応じて修正する
・優先順位付け:重要度や状況に応じて、学習の優先順位を決める
学習計画は、目標達成までの全体像を描き、限られた時間の中で最も効果的なルートを見つける為の「全体的な戦略」です!
計画が無ければ、どんなに素晴らしい勉強法を知っていても、学習が場当たり的になってしまい、長期的な目標達成は困難になってしまう可能性があります!
上記の通り、勉強法が個々の「走り方」を最適化する技術であるのに対し、学習計画は「ゴールまでの道のりを設計し、道を失わないようにする地図」です🌎
故に、学習計画が学習全ての基盤となっていることが分かります。基盤なしにはその上に何も構築できません。もし何か成果物を生み出せたとしても、それは一時的で脆弱なものとなってしまうでしょう。
そう、医学部の学習においては、膨大な範囲と限られた時間の中で、まず学習計画という「地図」をしっかりと描くことが何よりも重要です。その地図の上で、自分の弱点や目標に合わせて最適な「走り方」(勉強法)を選択し、実践していくことで試験の不安を乗り越え、着実に目標へと到達出来るでしょう。
つまり、 学習計画があることで、適切な勉強法を選べる のです。
医学部の学習は、短期的な試験対策のみに向けたものではありません。数々の試験を超えて医師になった後までも必要な知識を定着させているのです📓
学習計画は、まさにこの「ゴールから逆算する」思考を鍛えます。
「〇月〇日の試験までに、この範囲を完璧にする」というゴールを設定し、そこから逆算して「今週は何をすべきか」「今日は何をすべきか」を考えます。このプロセスを繰り返すことで、ただ知識を詰め込むだけでなく、戦略的に学習を進める思考力を身につけることができます🤗
医学部の学習範囲は膨大で、全貌を把握するのが難しいでしょう。この終わりが見えない状態こそが、多くの医学生を不安にさせます💦
学習計画は、この不透明なものを可視化して不安を緩和するツールです。
このことにより、「まだこれだけしか終わっていない」という焦りよりも、「今日はここまで進んだ」「あとこれだけやればいい」という具体的な認識が生まれ、精神的な負担が軽減されます。自分が今、全体のどこにいて、どこに向かっているのかが明確になるのです✨
医学生は、学習以外にも多くのことを抱えています。部活動、アルバイト、研究活動など、時間は限られています。限られた時間の中で、いかに効率的に学習を進めるかはとても重要なことです⌛
学習計画は、学習内容に優先順位をつけることを可能にします。
これにより、その状況に応じて本当にやるべきことに集中できるようになります。無駄な時間を過ごすことがなくなり、学習効率が向上するでしょう🔥
計画の全てが予定通り、期待通りに実行されることはなかなかありません。予期せぬ出来事が起きたり、学習の進捗が思わしくなかったりすることもあります😢
学習計画は、計画通りに進まなかった理由を考え、改善策を生み出す機会を与えてくれます。
この「計画→実行→評価→改善(PDCAサイクル)」を回すことで、自分にとって最適な学習スタイルを確立していくことができます👓
では、具体的にどのように学習計画を立てれば良いのでしょうか?ここでは、医学生の皆さんに是非実践してほしい具体的なステップをご紹介します。
まずは、大きな目標を設定しましょう。例えば、以下のような目標です。
・「国家試験に合格する」
・「〇年生の進級試験を突破する」
・「〇月〇日の定期試験で〇点以上取る」
この目標から逆算して、段階的な目標を設定していきます。
長期目標を達成するために、数ヶ月単位、あるいは学期単位の中間目標を設定します。
・「〇月までに、〇〇科の全範囲を一周する」
・「〇月中に、解剖学と生理学の復習を終える」
この段階で、学習すべき範囲や単元を洗い出し、ざっくりと時間配分を考えます。
中間目標を達成するために、週単位、そして日単位の具体的な行動目標に落とし込みます。
・その週に終わらせるべき学習内容を明確にする
・「〇時から〇時まで、〇〇の教科書を〇ページから〇ページまで読む」
このようにして具体的な時間と内容を紐づけます。
手帳、カレンダーなど、自分が使いやすい方法で計画を「見える化」しましょう。
・カレンダーに試験日やイベントを書き込む
・月間、週間、日間でスケジュールを細分化する
・達成した項目にはチェックを入れるなどして、進捗を可視化する
視覚的に確認できることで、モチベーション維持にも繋がります。
計画は一度立てたら終わりではなく、定期的に振り返り、必要に応じて修正していきましょう。
・週末に、その週の学習状況を振り返る
・計画通りに進んだか、なぜ進まなかったのかを分析する
・次の週の計画に生かす
このサイクルを参考に是非、学習計画を立ててみて下さい!
ここで、筆者が所属する医学生道場についても少しご紹介させて下さい!
医学生道場とは、医学生向けの個別指導塾で、医学部の進級試験、CBT試験、OSCE対策、卒業試験、医師国家試験対策などを専門にサポートしています。医学教育に精通した医師が講師となり、マンツーマンの指導を行うのが特徴です!
いかがでしたでしょうか。医学部の勉強において「学習計画」が如何に重要かご理解頂けたでしょうか📚
医学生にとって、膨大な知識を効率よく習得し、厳しい試験を突破することは非常に大変です。そのためには、やみくもに勉強法を探し求めるのではなく、まずは「学習計画」を立てることから始めることをお勧め致します🤗
「医学生 勉強 法」について悩んでいるなら、ぜひ一度立ち止まって、「学習計画」を見直してみてください。計画を立て、実行し、振り返る。このサイクルを繰り返すことで、あなたの学習はいい方向へと変化し、自信を持って医師への道を歩んでいけるはずです🔥