こんにちは。医学生道場です。
医学生道場には様々な医学生が勉強の相談に訪れます。その中でも特に目立つ相談は、解剖学についてのものです。
先日、ある医学部生さんから、次のようなお問い合わせがありましたので、ご紹介したいと思います。
医学生
「先生、解剖学がかなりピンチです。助けてください。」
橋本
「ちなみに、この前テストあったって言ってたよね?その結果はどうだったんだい?」
医学生
「それが、点数が取れなくて再試験になってしまいました。」
橋本
「そうか、再試か。(´;ω;`)ちなみに、どんな勉強をしていたんだい?」
医学生
「とにかくレジュメを読んで、覚えるべきところは暗記していました。」
橋本
「なるほどね。よし、解剖学のとっておきの勉強の仕方を教えてあげよう!」
という事で、今回は、実際に解剖学の勉強の仕方で悩んでいたAさんの事例を元にお話していきたいと思います。
Aさんは、とある都内の私立の医学部に通っています。Aさんの学校は毎年、1年生で解剖学の試験があります。
先輩からも「解剖学のテストは難しいから早めに手を付けた方が良い。」と、言われていたと言います。
その意見を元に、Aさんは早い段階から手を付けたそうです。
しかし、肝心な勉強方法は、授業で配られたレジュメを読み進めるというものでした。
大切だと思う事は覚えていたそうですが、範囲が膨大だった為、広く浅く手を付けている状態でした。
その為、しっかり深く覚えるべき部分を、しっかりと定着して覚える事が出来ておらず、再試験となってしまいました。
そんなAさんが医学生道場に来て、逆転劇が始まります。
解剖学を落としてしまったAさんは、自信を喪失していました。「再試験も落ちたらどうしよう。」と考えるようになり、メンタルも落ちこんでしまっていました。
勉強の仕方から、メンタルの立て直し方まで、医学生道場で戦略を見つめ直しました。
どのペースで勉強を進めれば、再試験に合格が出来るのか、どのような方法で勉強すれば、解剖学の知識を身に付ける事が出来るのか、等、勉強の基礎から徹底的に見直しました。
ご存知の通り、勉強をする上で、戦略はとても大切です。
試験が始まってから頑張るのではなく、試験が始まる前から計画を立てる事が大切です。
医学生道場の授業では、きちんと生徒さんと戦略を立て、授業の都度、学習状況を確認する作業を行います。
学習状況を確認することで、自分のペースを保ちながら、前に進むことが出来ます。
また、定期的な個別指導により、分からない部分を分からないままにしないで、勉強を進める事が出来るのです。
そしてAさんは見事、解剖学の再試験に合格をし、進級を果たしました。
さて、今度は具体的な解剖学の勉強の仕方について説明したいと思います。
解剖学の勉強で大切な事は何だと思いますか?
実は、解剖学の勉強では「手を動かすこと」が上達への近道です。
解剖学の勉強の仕方で、医学生道場が一番大切にしている事が、この手を動かして勉強をするという事です。
手を動かすことで、段々と身体のイメージが湧いてくるのです。
実際に、手を動かし、絵を描いて、教科書と見比べる事で、自分の分からなかった部分も分かるようになります。
「ここの部分はこうなっているんだ。」
「ここには骨が3本あるんだな。」
など、自分で手を動かしながら書くことによって、新たな発見が沢山あります。
そこで、医学生道場でおすすめしている勉強方法は、
「実際に腕など見て書く→何も見ないで書く→教科書等を見て修正する」
という方法です。
実際に自分の腕などを見て書くことで、全体像をつかむ事が出来ます。
次に、何も見ないで書くことにより、考える癖を付けます。
そして、最後に教科書などで分からなかった部分を調べる事で、疑問点等、解決することが出来るのです。
勉強は繰り返し行う事が大切なので、何度も何度も手を動かして、考えます。
繰り返し行う事で、イメージを膨らますことが出来ると共に、考える力が付くのです。
いかがでしたでしょうか?
今回は、解剖学を落としてしまったAさんの事例を元にお伝えいたしました。
解剖学はただの暗記では上手くいきません。その為、勉強の戦略を立てる事が重要になってきます。
また、勉強の戦略を立てた上で、実際に手を動かして勉強することが必要です。
是非チャレンジしてみてください。
医学生道場は医学生専門の個別指導塾です。
勉強にお困りの際は、是非お気軽にお問合せ下さい!
最後までお読みいただき有難う御座いました(*^^*)