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こんにちは!医学生道場です。
暑い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
水分補給と塩分の摂取をして熱中症に気を付けながら、残りの8月も元気に過ごしましょう🍉
さて、前期試験を終えて夏休みを迎えている方も多いのではないでしょうか。
みなさん、前期試験の手ごたえはどうでしたか?
いまこの記事をご覧になっている方の中には「試験の手ごたえが悪かったな…」「留年かも…」などの不安を抱えている方もいらっしゃるかもしれません。
この点に関して私は「きっと大丈夫」とお伝えしたいです。
「大丈夫って言っても…そんなの説得力ないし、ホントに大丈夫なのか!?」と思われたかもしれませんが、あなたはきっと「医学部 留年」と検索し、この記事を見つけたのでしょうから、それくらい自分のことを心配できる思考の方なら合格していると思います!
お話が少し長くなってしまいましたが、今回の記事は上述の通り留年・進級についてのお話です。
進級が厳しく、留年が多い医学部において確実に進級し、留年を回避していくために「どんな心構えが必要なのか」などをお伝えしていますから、ぜひ最後までご覧ください!
*医学生道場での留年対策については、こちらの記事でご紹介しています。合わせてご覧ください(^^)/
「1科目落としただけでも留年なんてひどすぎる…」と思ってしまうのも無理はありません。
「他の科目は上手くいったのに、この科目だけ落ちた!」なんて、授業にもちゃんと出席していて、勉強も頑張っていたら、なおさら辛いですよね。
しかし、なぜ医学部は留年が多いのか・進級が難しいのかを一度考えてみると、この医学部特有の原理に少し納得できるかと思います。
こちらでは、なぜ医学部は留年が多いのか・進級が難しいのかの理由を3つご紹介したいと思います。
医学部は「人の命を預かる」医師を育成するための学部です。
こうした職業柄、大学側も簡単に進級・卒業させるわけにはいかないため、必然的に進級・卒業の規定も厳しくなります。
また近年は医学部の入学定員数が増えたことで、医学を学ぶ志や強い目的意識といった医師を目指すうえで必要な要素を持たない学生が現れているという声もあります。
こうしたミスマッチをなくすためにも、医学部では進級判定を厳しくする必要があるのです。
医師になるために必要な知識・技術を身に付けるために履修内容も多岐にわたり、進級の規定もかなり厳しいです。
医学部のカリキュラムで特に留年しやすいのは、難易度が高く複数の医学科目を学ぶ「基礎医学」ですが、どの科目も覚えるべき項目が膨大で範囲も広く、実習をこなしながら勉強に励むには相当な努力が必要です。
医学部生が医師国家試験を受験するには、医学部を卒業見込みであることが条件です。
つまり、医学部の卒業試験に合格しなければ医師国家試験を受けることはできません。
また、医師国家試験の合格率の高い私立の人気大学では、医師国家試験の合格率を上昇させたいという考えもあるようです。
そのため簡単に進級・卒業させてしまっては医師国家試験の合格率に影響するという観点から、医師国家試験に至る前に合格が難しいと判断された学生があらかじめ留年させられるということがよくあります。
これらを踏まえると医学部は他学部と比較して留年しやすく、間違いなく学生たちにとっては厳しい環境です。
しかし医師となって人の命を預かる以上、簡単には進級・卒業させるわけにはいかないという学校や社会の考えも納得できるのではないかと思います。
次に、タイトルにもあります医学部における「留年回避」の極意をご紹介します(^^)/
さて、本題の医学部における留年回避のための心構えを早速ご紹介していきたいと思います。
医学部で留年してしまった学生に話を聞いてみると「一生懸命勉強したのに…」という学生が少なくありません。
しかし真面目に一生懸命勉強している学生でも、過去問を持っていないが故に留年してしまうケースが多々あるのです。
このように、医学部では過去問や再試の情報を持っていない人は留年しやすい傾向にあります。
実際、医学部の試験は情報戦なのです。
まず医学部の試験において特に大切な情報は
・過去問
・先生が授業中に試験に関して言及していたこと
・留年する科目かどうか(再試の難易度や合格基準など)
の上記3つです。
しかし、定期試験の過去問・解答解説が先生から提供されることはほぼありません。
そのため、自力で定期試験に関する情報を入手する必要があります。
定期試験の各科目の出題傾向や過去問を入手するためには、部活の先輩をはじめとする仲の良い先輩から貰う、もしくは学年のグループLINEやクラウドサービスにアクセスできる状態にしておいて、そこから入手するようにしてください。
みなさんもうおわかりと思いますが、医学部での情報収集においては同級生との横のつながりと、先輩との縦のつながりが大切になります。
この3つの情報に関しては、普段からアンテナを張って情報を集めておきましょう。
実際のところ、医学部の試験は同じ名前の科目であっても大学ごとに出題形式や取り扱う内容などが大きく異なります。
そのため、留年を回避するには「その科目に関する理解を深める」ということではなく、「実際の試験でどこが出題されるのか(情報)」に目を向けることが鍵となってくるでしょう。
最後にまとめますと、医学部の進級・卒業で一番重要なのは情報です!!!これに尽きます。
これができたら留年しないわ!と思われそうですが、進級する人(再試にかからない人)はこの計画的に勉強できる人にあたります。
「自分は直前の勉強でもできるっしょ!」という過大評価はしないようにしましょう。
そして、医学部の最終目標は医師国家試験に合格するということ。
これを目標にしたとき、合格するためにはまさに計画的な勉強が必要になります。
つまり医学部の進級判定は医師国家試験の合否に直結する指標なので、「今のうちに勉強の仕方を学んでおけよ」といった大学からのメッセージではないでしょうか。
完璧主義というのは、医学部で再試・留年する人に多い傾向です。
「この問題を完璧に理解するまで次の問題には進まないぞ!」
「分かるまで図書館で調べるぞ」
一見すると探求心が高く、勉強熱心に思えますが、再試・留年を回避するための行動としてはアウトです。
というのも、医学部の勉強は科目数が多く、暗記量も膨大だからです。
皮肉なもので、「なぜ?」を追求して10問しか勉強していない人よりも、暗記で20問ごり押しした生徒のほうが点数が高くなることがあるのが医学部なのです。
科目ごとの勉強の力の入れ具合を調節し、適度に手を抜くこと・完璧主義よりも完了主義、一回で完璧にするよりも何周か問題を解くことが進級するためのキーポイントです。
こちらのお話は主に1〜2年生向けになります。
大学入試までは予備校のカリキュラムにのっとって勉強を進めていけば合格することができるのが医学部入試ですが、医学部の試験では勉強の仕方を提示してくれる人などだれもいません。
そのため、勉強法は自分で見つけていく必要があります。
ちなみに市販の参考書を使って勉強する大学受験とは異なり、医学部の勉強において教科書を使用して勉強を進めるというのは、かなり効率が悪いです。
では、効率の良く勉強するにはどうすればよいのか…
それは①過去問②先輩からの引継ぎ資料やまとめノート、最後に③教科書などの網羅的な教材の順で学習を進めるようにすることです。
過去問が優先順位の上位にあるように、教科書ではなく過去問を使用して学習を進めることが医学部の勉強において最も効率が良く、さらに留年回避のための必須事項なのです。
正直、科目自体の理解度があまりなくても試験に特化した対策をすれば乗り越えられるのが医学部の試験です。
そのため、大学受験で確立した自分の勉強をいま一度見直し、医学部の試験で点数をとる勉強法を考え直すことが大切になってきます。
低学年のうちは試験慣れしていないために「どうすればよいのだろう」と不安に感じたり、勉強の仕方に困ってしまうことがあると思いますが、部活の先輩や同級生など周りの意見も参考にしながら試験に出るポイントをうまく見極められるようになるとよいでしょう。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございます!
今回の記事では「留年」という少々センシティブな内容についてお伝えしました。
前期試験の結果を受けて「今後どうしたらいいのだろう」と不安になっている方もいらっしゃるかと思いますが、この記事をご覧になってくださっているみなさんはしっかり自分のことを分析し、心配できている方でしょうから、きっと大丈夫です。
まずは前期の反省点と課題点の洗い出しは必ず行って、今後にやるべきことを明確にしましょうね!
また、医学部の勉強を一人で乗り超えようとする必要はありません。
現在、我々医学生道場のような医学を教えるサービスを展開しているところがたくさんあります。
そういったサービスに頼るのも一つの手です!
もちろん、我々医学生道場も医学部の勉強でお困りの全ての学生の味方ですから、試験対策、留年対策などの各種対策に自信があります✨
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