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2025.10.25
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【卒業留年・国試浪人?!】国試・卒業に向けて不安な秋…親が理解しておくべき医学生の現実【医学生道場】

この記事のPOINT💫

・医学生は今、「卒試留年」と「国試浪人」という二重のプレッシャーと戦っている

・ 国試浪人(既卒)になると合格率が大幅に低下!この秋からの「新卒合格」が何よりも重要

・ 親がすべきことは「環境整備」「無言の信頼」。プレッシャーになる言動は避けましょう⚠️

📌著者情報
おおしお
関東国立大学法学部 4年生
医学の専門知識はありませんが、だからこそ医学部のみなさんが見落としがちな視点や一般の人にもわかりやすい形で情報をお届けすることができます。医学の知識を学ぶ中で感じた疑問や気づきをシェアしていきます😊
(過去ブログ)
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はじめに


「もう秋なのに、うちの子は本当に間に合うのだろうか…」

医学部6年生のお子さんを持つ親御さんにとって、この秋は不安と焦りが最も高まる時期ではないでしょうか?

大学の卒業試験、そしてその先に控える医師国家試験。この数ヶ月の頑張りが、わが子の人生、そして医師としてのキャリアを大きく左右すると考えると、親として居ても立ってもいられなくなるのも当然です。

しかし、親御さんの「心配」や「良かれと思ってかけた言葉」が、かえって追い詰められているお子さんにとって、さらなる重圧になってしまうケースも少なくありません。


そこで、こちらのブログでは、国試を控えた医学生が今、心の中で何を考え、どのような現実と戦っているのかをリアルにお伝えします。
また、親として「何をすべきか」「何をしてはいけないか」最善のサポート方法についても記載しています。

この時期、親御さんも我が子と二人三脚でサポートの姿勢を見せることが重要です。正しい知識を持ち、お子さんを信じてこの試練を乗り越えましょう。

親子の二人三脚のイラスト

圧倒的な「人生最大のプレッシャー」と戦う6年生

この時期の医学部6年生は、卒業試験真っ只中で手一杯、でも国家試験に向けての勉強も頑張らないと、、、といった状況が続きます。

「6年間も勉強してきたのだから大丈夫」——そう思う親御さんもいるでしょう。しかし、医学生であるお子さんは、人生最大の精神的重圧に直面しているかもしれません。


実際、医師国家試験の合格率は毎年90%前後であるため、これを聞くと簡単そうな試験に感じられるかもしれません。
ただし、受験するのは皆、選抜をくぐり抜けてきたエリートです。その中で「もし自分だけ落ちたら」という強烈な不安、そして「卒業」が国試受験の絶対条件であることの重みがのしかかっています。


秋以降、多くの学生は孤独な戦いに入ります。
友人も皆、自分のことで精一杯。相談相手も減り、追い詰められることで燃え尽き症候群や、体調を崩してしまう学生も出てきます。もしお子さんの様子がいつもと違うと感じても、それは怠けているのではなく、想像を絶するプレッシャーと戦っている証拠かもしれません。


また、勉強の面では、ただ知識を増やすだけでなく、過去問演習を通して「問題慣れ」を徹底する時期です。国試は膨大な知識から出題されるため、常に「やってもやっても終わらない」という焦燥感に苛まれます。
親御さんから見えなくても、わが子は睡眠時間を削り、友人との交流も最小限にし、この時期を乗り越えようと必死なのです。


医学生に立ちはだかる最後の壁

こうした厳しい状況を乗り越えるためには、まず親御さん自身が「わが子が今、具体的に何を目標とし、何が壁となっているのか」その試練の全貌を知ることが重要です。

1. 卒業試験(卒試)

卒業試験は、「国試合格」よりもまず「医師国家試験の受験資格を得る」ための、大学独自の試験です。

📍特徴

大学独自の試験であり、時期や試験形式は大学によって異なります。しかし、これをクリアしなければ、そもそも国試を受けることができません。秋から冬にかけて複数回行われることが多く、一度でも不合格になると原則留年が決定します。

これだけでも相当なプレッシャーですが、時期的に卒業試験は国試対策と並行になるため、学生にとって非常に大きな精神的プレッシャーとなります。




📍親が理解すべきこと

国試よりも「留年」の可能性がリアルなのはこの卒試です。卒業が危うくなると、国試どころではなくなります

そのため、少しでも不安に感じる方はぜひ医学生道場にご相談ください。道場の「医学部卒業試験対策コース」では、出題範囲の広い試験にも、医学生一人ひとりの理解状況に合わせて柔軟に対応します◎


勉強している動物のイラスト「猫」 | かわいいフリー素材集 いらすとや

2. 医師国家試験(国試)

卒業試験をクリアした学生だけが受験できる、「医師免許」を与えるための全国一律試験です。

📍特徴

厚生労働省が実施する、全国一律の試験です。2月上旬の2日間にわたって実施されます。
合格ラインは必修問題(足切りライン)と一般・臨床問題(全体のボーダーライン)の両方を満たす必要があり、対策に漏れがあると合格できません。


📍親が理解すべきこと

医師国家試験は全範囲を網羅する、膨大な知識量が必要とされる試験です。この試験に合格して初めて、お子さんは「医師」としてのスタートラインに立つことができます。


このように、二つの大きな試練に立ち向かう学生たちですが、実際どれくらいの学生がこの壁に躓くのでしょうか?実際のデータから卒試・国試の「落とし穴」について詳しく見ていきましょう。

国試の落とし穴/データが示す「現実の厳しさ」

先述の通り、卒業試験は国試受験の資格に関わるため、留年が最大の落とし穴です。大学によって留年率は異なりますが、毎年、少なからぬ学生がこの壁に阻まれ、国試受験を翌年に持ち越します。

一方で、もし卒試に合格しても、医学生には国試浪人の危険性がまだ潜んでいます。

「新卒合格」の重要性

医師国家試験の全体合格率は例年90%前後と高水準ですが、これは受験者全員が6年間必死に勉強してきた結果です。特に注目していただきたいのは、「新卒者」と「既卒者」の合格率の差です。

第119回医師国家試験における新卒者、既卒者それぞれの合格率を示しています。新卒者と比較して、既卒者の方が合格率が下がる傾向にあります。
参照元:第 119 回医師国家試験の学校別合格者状況



こちらを見ると、一度不合格(既卒)になると、合格率が大きく下がってしまっているという厳しい現実に気が付きます。つまり、この秋からの頑張りで「新卒合格」を勝ち取ることの重要性は計り知れません。

落とし穴に落ちる人のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

落とし穴は知識不足だけではない

国試の失敗は知識不足だけでなく、以下のような複合的な要因で起こります。親御さんが最も心配すべきは、むしろこちらかもしれません。

・体調管理の失敗

精神的な疲労やプレッシャーからくる睡眠不足、自律神経の乱れ。インフルエンザなどによる本番での体調不良。

・メンタルの不調

膨大な範囲を前に落ち着かず、勉強の効率が急激に落ちること。親の過度な期待も、時にこの崩壊の引き金となります。

・必修問題の足切り
難易度の高い一般問題ではなく、必修問題で最低基準点(足切り点)に達しないという、基本的な知識の漏れや見落とし。

親が心がけること

色々語ってきましたが、この時期に親御さんが取るべき行動は、「子供の勉強を邪魔せず、最高のコンディションを整えること」の一点に尽きます。

この機会に、日頃ご自身が勉強に励む我が子に対してどのように接しているか振り返ってみてください👐

✖ 避けるべき「プレッシャー」につながる行動

  • 進捗状況の詮索: 「今どこまで進んだの?」は監視やプレッシャーにしかなりません。
  • 安易な励ましや期待: 「頑張れ」「絶対合格してね」は、すでに追い詰められている子供には重圧です。
  • 勉強方法への口出し: 本人のペースと方法を尊重し、干渉は控えましょう。

⭕合格を後押しする「環境」と「精神」のサポート

  • 体調管理のサポート徹底: 栄養バランスの取れた食事と、睡眠時間を確保するための声かけを最優先しましょう。
  • 最高の勉強環境整備: 部屋の温度、湿度、静けさなど、子供が何も言わずに集中できる環境を整えましょう。
  • 聞き役に徹し、信じていると伝える: アドバイスは求められた時のみ。親が不安な顔を見せず、「あなたが頑張っていることを信じているよ」という姿勢で支えることが最大の安心材料です。


いかがでしょうか?これらの行動を意識するだけでも、お子さんのプレッシャーはかなり軽減に向かいます。

こちらのブログでは、上記以外の「医学生の親として意識すべきこと」をご紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください🙂‍↕️

また、親御さんのサポートに加え、学習面でつまずいている場合には、専門家によるサポートを活用することも有効です。

📍専門家のサポートを活用するという選択肢(医学生道場のご案内)

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医学部専門の個別指導予備校である医学生道場では、留年リスクを最小限に抑える卒業試験対策コースや、効率的な学習計画と精神的ケアを両立した医師国家試験対策コースを設置しています。

この困難な時期を乗り越えれば、お子さんは立派な医師としての一歩を踏み出します。
親子の二人三脚で力を合わせ、この「不安な秋」を力強く乗り越えていきましょう🔥


さいごに

最後までご覧いただき、ありがとうございました!
繰り返しになりますが、親御さんの姿勢がお子さんの合否を左右することもあるので、ぜひ以下の行動指針を意識しながら接してみてください😌

【親子の二人三脚を成功させるための行動指針】

  1. 「信じる姿勢」を貫く: 進捗の詮索はせず、わが子の努力を無条件に信じる姿勢こそが、最大の精神的サポートになります。
  2. 「環境整備」に徹する: 栄養・睡眠・集中力を高めるための最高の環境を、親が静かに提供し続けることに集中しましょう。
  3. 「プロのサポート」も視野に入れる: 学習面に不安がある場合は、医学生の状況を熟知したプロの個別指導を有効活用することも検討しましょう。

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Q1. オンラインでの授業は行っていますか?

A1. はい、行っております。医学生道場は全国に8校ありますが、近くに教室がない方に向けてオンライン授業も対応しております。実際に利用されている方も多数いらっしゃいますので、ぜひお気軽にご相談ください💻

Q2. 試験まで時間がないのですが、対応してもらえますか?

A2. 医学生道場はこれまで相当数の直前授業の実績が御座います。また一人一人に合わせた個別指導ですので、最短最速で結果を出す事が可能です。是非医学生道場にお任せください!

Q3. 受講料はいくらですか?

A3. 医学生道場の授業は全て、一人一人の生徒様に合わせた個別指導です。その為授業料に関しましては、生徒様の目的やペースなど様々な事をヒアリングさせて頂いた後、面談の際にご提案させて頂いております。
大切なお金に関する事ですので、LINE、メール、お電話のいずれかの方法でご面談をお申込み頂けましたら幸いです。


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