医学生の為の個別指導塾 勉強・進級・CBT・医師国家試験対策
公開日:2026.06.20

【進級事例】放校寸前の医学生が3年生へ進級できた理由

医学部の2年生は、基礎医学のボリュームが一気に増え、解剖実習なども重なる非常にタフな学年です。一度つまずいてしまうと、再試験のタイトなスケジュールに追われ、自力でのリカバリーが難しくなるケースも少なくありません。

そんな状況から、どのように進級を果たしたのか。合格までのプロセスを振り返ります。

1. サポートスタート

彼が入塾を決めたのは、2年生で一度留年が決まった後でした。前年は、共用科目を除くほとんどの基礎医学科目が再試験となり、そのスケジュールのタイトさから対策が間に合わずに留年となってしまっていました。

入塾当初、本人は「普通にきちんとやれば受かるはず」「次は2回目だから大丈夫だと思う」と、比較的楽観的な様子を見せていました。

しかし、親御様からは「普段から忘れっぽいところがある」「実際毎日どれだけ勉強できているのか分からない」と、離れて暮らしているからこそのお悩みを共有いただいていました。

そのような状況を踏まえ、本人のメンタルは基本的には前向きであるものの、「試験前になると焦りが出てしまうタイプ」だと分析。まずは徹底的な「学習計画の管理」からサポートをスタートしました。

2. 学習戦略

適切な学習計画立案のために、教務との面談では以下のような情報を一つ一つ細かくヒアリングし、整理していきました。

医学部の試験は、1科目だけ100点を取っても、他の1科目を落とせば留年です。そのため、「全科目でまずは合格ラインを確実に超えること」を目標に設定しました。

「今、何に取り組めばいいか分からない」という空白の時間を絶対に作らないよう、試験までの学習スケジュールを立案。一度決めて終わりではなく、定期的な面談で随時スケジュールを修正し、担当の医師講師とも共有して、最も効率的な学習になるよう調整を続けました。

3. 直面した課題

しかし、どれだけ綿密な計画を立てても、それだけで合格できるほど医学部試験は甘くありません。

試験が近づくにつれて、やはり焦りが見え始めました。周りの医学生と同じように集中して勉強時間を確保できない自分に焦り、「これ以上勉強時間を増やすと、パンクしてしまう感覚がある」と面談で漏らすようになったのです。

同時期に、体力的にも非常に負担の大きい解剖実習も重なり、進捗は遅れ、状況はピンチに。

また留年生ということもあり、「もしかしたら迷惑かもしれない」と現同級生・元同級生に相談することを躊躇っていたようです。周りに弱音を吐ける友達がおらず、彼のメンタルは切羽詰まっていました。

そしてある日の教務面談で、ついに

「もう諦めてもいいかもしれない」

「医学部、しんどい」

と溢しました。

4. 対応策

面談では、まずはその苦しい気持ちをすべて吐ききってもらい、しっかりと受け止めました。対話を重ね、改めて自分自身の本音と向き合う中で、最後に彼の口から出てきたのは、「でも、医者には絶対になりたい」という強い言葉でした。

ここで放校という最悪の結果を避けるためには、不安を受け止めるだけでなく、次の一手に進むための分析が必要でした。だからこそ、本人の「医者になりたい」という本音を引き出し、「集中が続かない」「パンクしそう」という抽象的な不安を、今日からできる具体的な行動へ落とし込んでいきました。

同時に、この危機を乗り越えるために「チーム」で動きました。

  • 医師講師との連携: 2年生のつらさに誰よりも共感できるのは、同じ道を通ってきた医師講師です。医学的な知識だけでなく、精神面でも寄り添ったアドバイス(試験直前期に優先的に取り組むことなど)を行いました。

5. 結果とその後

今、彼は3年生となり、新しく始まった臨床科目の勉強を前向きに頑張っています。

医学生道場が、生徒にとって本音を吐き出し、次への一歩を踏み出せる場所であれたことを、教務として本当に嬉しく思っています。

先日は、3年生になった彼から、こんなメッセージが届きました。

「少しだけ早めに試験対策を始めて、ひとまず中間試験はいい手ごたえでした!」

「臨床の勉強が始まって、結構楽しいです」

一人で抱え込み、計画倒れを繰り返してパンクしてしまう前に。少しでも気になることがあれば、まずは「無料相談」にて現在の状況をお聞かせください。

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