医師になりたいと医学部を受験する人は多く、医学部バブルが起きているといっても過言ではありません。医師が不足しているという現状もあって定員は増加しているものの、需要がそれを上回っています。入試問題も難化しており、医学部に入るのは非常に狭き門といえるでしょう。それに伴い、受験が終わると共に燃え尽きてしまう学生も増えています。
医師は高収入を得られる職業
医学部を目指す人が多い背景には、医師という職業のステータスがあります。長時間労働など激務が問題となっていますが、一般的な職種に比べると高収入が期待できます。自分で開業することもできるので、努力や工夫次第ではそれ以上の報酬を得ることもできるでしょう。地方などでは高い収入が得られる職種は非常に限られてしまいますが、医師であればそのひとつになり得ます。そのため地元に残ったまま働きたいという人にはとても魅力的な職業です。安定性もありますし、人からの信頼度も高いといえます。生まれ育った地元を離れたくないというニーズは高いです。医師は人の病気や怪我を治す仕事ですから、患者から非常に感謝されることも多くあります。仕事はハードな面も多いですが、人の命を助ける、健康を守るというやりがいも感じられる職業です。医師の人気は依然として高い状態が続いており、医学部を受験する人も増加してきました。
医学部の入試は難化している
医学部の人気が高まるにつれて、入試問題も難化してきました。少子化の影響などもあり学齢人口は減っているにも関わらず、医学部を志願する人は大幅に増えているからです。当然競争も激しくなっているので、医学部への進学が非常に難しくなっていることは間違いありません。一昔前までは難易度の高い大学医学部がある一方で、比較的偏差値の低い入りやすい大学医学部もありました。現在でも難易度の高い大学医学部の入試はそのままですが、入りやすかった大学医学部の入試は確実に難化しています。入るのが簡単な医学部が存在しなくなったといっても過言ではありません。現役で合格するのは非常に難しく、浪人して入学するという人も増えています。また、他の学部を卒業してから、やはり医学部を目指したいという再受験の人数も増えているのです。生き方やライフスタイルが多様化した結果、ある程度年齢を重ねてから医学部にチャレンジする人も珍しくなくなっています。
燃え尽き症候群が心配
難化している医学部入試で合格を勝ち取るためには、並外れた努力や対策が必要になります。毎日何時間も勉強漬けの生活を送り、周囲からのプレッシャーにも打ち勝たなければなりません。親の世代とは状況が全く異なるので、親の意識とのギャップに悩まされることもあります。遊びや友人同士の付き合いは後回しにして、ひたすら合格するために勉強を続けてきたという人も多いでしょう。難化している入試に対応するためには、プライベートを犠牲にするしかないからです。 しかし、気を付けなければいけないのはそういった人達です。厳しい受験戦争を勝ち抜いてきた人の中には、合格したことで燃え尽きてしまう人がいます。医師になるということが目標だったはずなのに、医学部に合格することだけが目標になってしまったのです。そういった状況に陥れば、当然大学では勉強に身が入りません。授業についていけなくなって、せっかく入った医学部を辞めてしまう人もいます。医師の人気は高まっているので入試問題も非常に難化しています。医師はステータスのある職業ですし、高収入が得られることも人気の理由です。医学部合格を勝ち取るためには、並外れた努力をするしかありません。しかし、せっかく合格したのに、それで燃え尽きてしまう人もいます。医師になることを目指していたのに、いつのまにか合格することだけが目的になっていたのです。
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